公立中高一貫校に受かるためには。

3日間のお休みをいただき、今日から再開となります。

 

さて、今日は公立中高一貫校の受験日ですね。

うちの塾生も受験しているのですが、これで4年連続指導したことになりますね。

 

さすがに4年指導したので、ノウハウが分かってきました。

とはいえ、これが正解だっていうのが分かっていないのが残念なところです。

確実に合格させられるようになるためには、もう少し研究しないといけませんね。

 

ただ、生徒の求められる素質というのは見えてきたような気がします。

ちなみにですが、清真学園を合格するための素質とは異なります。

 

清真の方は私立の中学受験用の勉強をしないといけませんからね。

算数は特殊算などの計算や図形の考え方など、学校では習わないものを習得しないといけません。

 

理科・社会に関しても、ほとんどの知識が中学生が習うものと変わりません。

かなりの量の勉強が必要になるので、小4くらいからゆっくりと準備をしていくべきなのでしょう。

 

一方で公立中高一貫校の場合は、特殊な学習は必要はありません。

学校の授業をしっかりと聞いて、ドリルなどの宿題をしっかりとこなしていれば合格は固いでしょう。

 

ただ、要求されるレベルは高いですから、小学校のクラスの中でトップクラスの成績をとっていないと合格は楽ではないでしょう。

学校の授業にきちんと参加していないようであれば、合格はキツいと思います。

 

合格するための素養は以下の3点かなと思います。

一つ目は、「読解力」です。

 

文章を読んで問題を解かなければいけないですし、問題文自体も要求されるポイントが多いのです。

そのポイントに答えていないと、まず点数がとることができません。

そのため、国語力はかなり必要とされます。

 

また、文章を書かせる問題も多いですので、日頃から文章を書く練習をしていないと正答を書くことはできないでしょう。

文章の書き方自体は、あまり学校ではやりませんので、塾などで指導を受ける必要はあるかもしれませんね。

 

二つ目は、「計算力」です。

 

出題されるのは、単純な計算問題ではありません。

文章を読んで問われている内容を把握してから、計算を駆使して問題を解くのです。

このとき、最低限の計算方法を理解しておかないと正解を出すのは難しいでしょう。

 

例えば、小数の掛け算や割り算ですが、小数点の移動はきちんとできていますか?

これだって、普段の計算ドリルをきちんとやっていれば問題なく解けるはずです。

しかし、多くの子が小数の計算方法があやふやなので、そういう子が合格するのは難しいでしょう。

 

特に割合に関してはよく出題されます。

割合は高校生ですら苦手な子が多い分野です。

百分率や歩合などから始まり、速さの計算など、割合に関する問題は多岐にわたります。

 

きちんと理解をしておかないと計算分野の問題で正解を出すことはできないでしょう。

普段からの割合に関して、数直線などを使って理解しておくことが大事になります。

親子でお買い物に行って、2割引きというシールが貼ってあったら、いくらになるのか即興で聞いてみてもいいかもしれませんね。

 

三つ目は「理科・社会の知識」です。

 

基本的に文章を読めば解ける問題が多いのですが、知識が問われる問題も出題されます。

学校の授業をきちんと聞いていれば問題はないのでしょうが、学校の先生もすべてを余すことなく教えてくれるわけではありません。

 

教科書を何度も読むなど、教科書に書いてある知識は頭に入れておきましょう。

今では動画も連動して見られたりするので、家でスマホやタブレットなどで動画を見て勉強するのもアリです。

 

最低限の理科・社会の知識がないと、文章に書かれている内容を理解することもできませんので、理科・社会の勉強は必須となるでしょう。

 

以上のように、誰でも簡単に中高一貫校に合格できるわけではありません。

基本的には学校の授業を良く聞くことが大事になりますので、学校の先生から学校の授業の取り組む態度などを確認してみると良いでしょう。

 

塾などに頼らないというのであれば、学校での授業をしっかりと聞き、教科書を自分で解き直しをし、ドリルなどで基礎力を身につけることが大事になります。

家庭でも十分にできると思いますので、普段からしっかりと準備をし、来年の受験に備えて下さいね。

 

なお、当塾では小学生の募集は随時行っています。

中学に上がる前にしっかりと英語の指導を受けるなど、小学生の頃から塾に通っておくことで将来の不安を取り除くことができます。

早めに対策をとられますようお願いします。

 

 

それでは、今日はこの辺で。