テスト結果がどんどん返ってきていますね。
うちの塾生の結果は中学校は違えど、10位以内に入った子が9人となりました。
その中で上位5位以内は5人でしたね。
少ない人数しか在籍していない個人塾である我が塾ですが、生徒の頑張りでここまでの成績を出してくれているんですよね。
本当によく頑張ったと思います。
とはいえ、これはあくまでも中学校内での話です。
特にこの地域は学力が低いですから、この成績も全国レベルで考えればショボいものでしかないんです。
私もそうでしたからね。
私が中学生の頃、10位以内は何度もとったことがありますが、高校に行って自分が大したことがないことに気づきましたからね。
中学生時代に10位以内に入ってしまうと、周りから頭が良い子というレッテルを貼られます。
これ自体は誇らしいものであるので、むしろ勲章といえるのですが、それはもっとレベルの高い集団で叶えないと意味がないのです。
例えば、偏差値60程度の高校に行ってしまえば、自分と同じかそれよりも上の子しかいません。
周りの学友も、同じように中学校で上位をとり続けてきたわけですから、立場的には同じなんですよ。
しかも、レベルの高い中学校に所属していれば、その子の方の順位の方が価値があります。
そういう猛者がゴロゴロいるような環境にこれから身を置くことを想像しているかが大事なのです。
高校に入れば、すぐに周りのレベルの高さに気づくでしょう。
しかし、そこで心が折れてしまえば、もう高校生活は最悪なのものになるでしょう。
大学受験もうまくいくかどうかは分からなくなっていきますよ。
才能の違いにショックを受けている場合ではなく、努力でどうにかできないかを考えるべきなのです。
ちなみに、偏差値が60を超える高校の上位層はかなりの勉強をしていますよ。
才能があるものが努力をするのですから、勝てるわけもないのです。
では、どうやってそういう猛者たちと渡り合うのかといえば、もう努力の量で勝つしかありません。
あちらがマイペースに2時間程度毎日勉強しているなら、こちらは3時間勉強すれば良いのです。
3時間は厳しいのであれば、2時間半でも構いません。
少しでも上回れば、その差は縮まっていくでしょう。
くれぐれも勉強量で負けている場合ではないですからね。
1分でも上回っていなければ、差は広がっていく一方ですからね。
ただ、少しでも上回ることができれば、その差はどんどん縮まっていきます。
例えば、30分上回ったとすれば、一ヶ月もすれば約15時間もの勉強時間上回ることができるのです。
15時間というのは膨大ですよ。
毎日コツコツ積み上げるだけで、これだけの成果をあげることができるのですから、少しずつ差を埋めていくしかないんです。
とはいえ、これはあくまでもライバルが2時間の勉強をしていた場合です。
それ以上の勉強をされたら、もう追いつくことはできないでしょう。
ちなみに、大きな差が生まれるのは高校に入ってからではありません。
中学生時代にすでに大きな差が生まれているのです。
なぜなら、そういう猛者たちは高校生になってからのことが想像できているからです。
高校時代、どう活躍したら大学に進学できるのかをよく知っているからこそ、中学時代からできるかぎり学力を上げていくのです。
そういう、先を見据えて生きている子だから、計画的に成績を上げていけるのでしょうね。
こういう子は、油断だけはしません。
油断をすることで、自分の成長を妨げたくはないですからね。
そうやって毎日無理せず、マイペースにコツコツ勉強していくだけで、有名大学に進学していくのです。
勝負は高校ではなく、中学生である今ですからね。
高校で活躍するためにも、限界以上に学力を上げていきましょう。
それが想定よりも少なくても、高めることで高校生活が楽になりますからね。
現状に満足することなく、未来の敵を倒すため、今の環境で上げられるだけ上げていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。