真の受験生に必要な条件とは。

授業をしない塾というのがあるのをご存じですか?

有名なところでいうと「武田塾」という塾です。

 

この塾は設立当初から授業をしない塾として有名です。

授業をしないでどうやって生徒の成績を上げるのか、それは参考書や問題集をこなすことで成績を上げるものなのです。

 

使う参考書や問題集は市販のものです。

書店でもネットでも購入は可能になっています。

それらは生徒の実力や進路に合わせて選ばれ、それを一冊ずつこなすことで成績を上げていくのです。

 

塾は生徒の勉強管理を行います。

一冊の参考書をこなすことでどれだけの実力を得ているのか、勉強のペースや次に使う参考書の指定など、生徒が第一志望に合格するためのステップを提示しているのです。

 

もちろん、これは月謝という形でお金が発生します。

しかも、他の授業を行っている塾よりも高額なんです。

まぁ、それだけのノウハウを持っているのですから、その金額を払う価値はあるのかもしれませんけどね。

 

このように授業をしない塾というのが全国にはあるのです。

近くだと鹿島に教室があったような気がしますね。

気になる方はご自身で調べてみてください。

 

他にも授業をしない塾は存在します。

私の前職の先輩も塾を開いているのですが、その塾も授業をしない塾です。

基本的にはプリントを使って生徒の成績を伸ばしていきます。

 

オリジナルのプリントを作成して、それをこなしていくことで自然と成績を伸ばすことができるのです。

生徒は塾に通いながらそのプリントや課題をこなしていくだけなんです。

 

もちろんどちらも先生に質問は可能ですけどね。

授業をしないからといって、先生に質問もできないなんてことはありません。

 

ではなぜ今日このような塾を紹介しているのかというと、私も授業にはそこまでの効果がないと思っているからなんです。

うちは授業を行ってはいますが、同時に生徒の勉強管理も行っています。

実際に効果をあげているのは、授業よりも生徒の勉強管理の方なんです。

 

とはいえ、うちの塾にはうちの塾のやり方があるので、これを変える気はありませんけどね。

 

参考書や問題集、プリントを使って、生徒の自学で成績を上げていく・・・

これって理想なんですよ。

 

ただ、これで成果を出すためには生徒にもそれなりの素養が必要になります。

まずは参考書や問題集の解説を読んで理解できる力がないといけません。

 

授業に頼らないということは、人に説明を受けないということになります。

参考書に書かれている内容が理解できるだけの力がないと、成績は上がっていかないでしょう。

 

とはいえ、今の参考書はかなりわかりやすく書かれていますからね。

そこまでビビらなくても理解するのは難しくはないでしょう。

 

次に必要になるのは、自学する意思です。

そもそもが勉強をしないと話が始まりません。

授業をしないということは、自らが学ぶことが絶対に必要になるわけです。

 

ただ受け身の状態では、絶対に成績は上がらないようにできているのです。

そのためにも塾は生徒の勉強管理をするわけです。

 

基本的にこういう塾は自習室を完備しているので、それを利用させて生徒に勉強をやらせるのです。

塾生である以上、それに従うしかありませんので、生徒は半ば強制的に勉強をしていくことになるのです。

 

このように授業をしない塾というのは、本人の素養や意欲が重要となってくるのです。

そして、これこそが真の受験生の条件に関わってくるのです。

 

うちの塾生でも同じですが、自分で学ぶ力がない子は成績は上がりません。

素養がある子は塾の力を借りなくても成績が上がるものであり、意欲がある子は誰に言われることなく率先して勉強するでしょう。

 

この条件を満たしているなら、塾関係なく成績を上げることが可能なんですよ。

そのため、うちは授業をしてはいるものの、生徒の勉強管理の方に重きを置いているんです。

 

逆に授業だけしかやっていない塾は危険ですよね。

生徒に授業だけやって生徒が理解しているかどうかは二の次、生徒の自主性に任せっきりで宿題を出しても確認もしない・・・

こういう塾では成績は上がらないと思いますよ。

 

成績を上げるためには、第一志望に合格するためには、他人に頼らない自らの力が絶対に必要になりますからね。

我が子の様子に塾に頼り切りの状況が垣間見えたら要注意ですからね。

しっかりと家でも我が子の管理を行って下さいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。