受験は平常心で臨むことは難しいです。
特に第一志望の受験では、力が入りすぎて失敗してしまうことがよくあります。
今まで一生懸命頑張ってきた子ほど、そういう傾向があります。
意外といい加減に生きてきた子の方が、本番で慌てたりしない傾向があるんですね。
まぁ、いい加減生きてきた子は、勉強量が足りずに受験に失敗することになるんですけどね。
私も生徒の失敗は何人も聞いていますので、いかに失敗させないようにするかを考えて指導しています。
受験が近づいてきたときに、先輩達の失敗例を話し、その失敗をしないように注意するのです。
例えば、受験当日の心構えです。
茨城県の公立高校入試は、英語からスタートします。
以前の教え子は英語が苦手な子で、一発目の英語ができなかったからと、2時間目以降に意気消沈してしまい、実力を出し切れなかったことがあります。
ここで大事になってくるのは、終わったことをくよくよしても仕方がないってことです。
自分が難しいと感じているなら、他の子だって苦戦している可能性はあるのです。
ここでの正しい行動とは、終わったことは忘れて、次の準備をすることです。
このとき、友達と話して答え合わせをするのも論外です。
もう終わったことは戻ってこないんですから、答え合わせをして心を惑わせてどうするんでしょうか。
そして、もし失敗をしてしまっても、次の教科で挽回しようとは思わないことです。
挽回しようとするといつもより無理をしてしまうので、失敗のもとになります。
この場合は、いつも通り頑張ろうと思うくらいで良いでしょうね。
このように事前に受験当日に起こることを想定して行動することは大事なことです。
ほぼ100%の確率で失敗するのが受験なんですから、その確率を少しでも下げる行動はすべきでしょうね。
自分の性格もしっかりと分析して、受験当日にどんな失敗が想定できるのかを考えましょう。
たまに本番に弱い子ってのがいますが、そういう子は基本的に気が小さいのです。
気が小さいから細かいところに気がつくという長所もあるでしょうが、受験ではその性格はいりません。
今まで頑張ってきたのだからきっと大丈夫だ!と思うくらいの開き直りが大事なんですよ。
今年の中3生はもう受験が終わってしまいましたが、この経験は大学受験でも活かせるはずです。
せっかくの経験ですから、もし失敗してしまったのなら、二度と同じ失敗をしないように気をつけて勉強していきましょう。
それでは、今日はこの辺で。