中3生の確認テストの点数が低かった子には、再テストを実施しているのですが、あまりにも勉強の中身が薄すぎるので、やり方を変えることにしました。
間違った問題の答えを自分で調べる。
これが新しい取り組みです。
この取り組みのポイントは「自分」というところです。
誰かに聞いたり、誰かに教えてもらうことは禁止です。
この問題の答えは何なのか・・・それを生徒自身に調べさせるのです。
その手段は何を使っても構いません。
とにかく自分で調べて自分で答えを書くのです。
この調べるという作業ですが、これができないと自学はできないでしょう。
そもそも勉強っていうのは、自分で調べて進めていけば一人でやることができるのです。
しかし、ちゃんとした勉強ができない子というのは、調べることをとことん嫌います。
調べるのは骨が折れますからね。
まずは、問題の意味を考えなくてはいけません。
そして、それがどういう分野の話なのかをとらえ、その分野の内容がどこに書いてあるのかをテキストなどから探さないといけないのです。
そして、テキストや教科書を読み込みます。
問題の答えがどこにあるのかをとことん調べるのです。
その際は、文章を読むことが求められます。
勉強のできない子というのは、文章を読む力がないわけですから、テキストやら教科書やらの文章を読むだけでも大変な思いをするのです。
こういう作業を通して、調べるという行為は完成します。
本来ならテストを受ける前にわからないことを調べてくれば、悪い点数をとるわけがないのですが、成績が低い子ってそういう動きはできないんですよね。
だから、後付けにはなってしまいますが、テストが終わった後に、自分ができなかったところを補ってもらうのです。
この調べるという作業ですが、最初は時間がかかるものの、経験を重ねるとどんどん早くなっていきます。
何事も経験って貴重なんですよね。
最初は勘も何も働かない状態で調べるわけですが、徐々に勘が働くようになるんですよね。
こういう段階を経ることで、生徒は自学ができるようになっていくのです。
勉強の基礎は「調べる」ことですからね。
人に質問するにしても、まずはしっかりと調べてから聞いてほしいですよね。
そうしないと、本人の理解は進みませんからね。
調べることを徹底しましょう。
やればやるだけ理解は深まっていくはずですよ。
それでは、今日はこの辺で。