とある中1生が人生初めての定期テストにチャレンジしています。
まぁ、この時期に定期テストを実施している子はほとんどいませんから、この子の通っている中学がどこかはわかっちゃうかもしれませんけどね。
うちの塾では、定期テスト前は塾に最低三日は3時間のテスト勉強を強制しています。
この勉強時間は最低限の量として、生徒に課しているのです。
そもそも生徒自身、どれくらい勉強していいかはわかってませんからね。
私的には、これが最低限の勉強量です。
もっと勉強してもいいと思っています。
しかし、生徒たちはテスト前だからといって勉強しませんからね。
こちらからどのくらいの勉強をしなきゃいけないかを教えてあげないといけないのです。
ただ、これだけの勉強をしても、普段の勉強量によって効果は千差万別です。
生徒によっては大幅に成績を上げる子もいますが、まったく成績が変わらない子も出てくるのです。
勉強って直前に頑張ったからといって、きちんと成果が出るわけではないんですよね。
やはり一番大事なのは日頃の勉強ではあるんですよ。
上記の生徒にも、最低限の勉強量の勉強をしてもらいました。
昨日の話になりますが、その生徒がこう言ってきました。
「明日は得意科目だけだから余裕です。今日はもう勉強することないんですけど。」と。
私は「こりゃダメだな」と思いました。
どんな問題が出題されるかわからないのに、すべての準備が完了したと考えている子は大体失敗するんです。
なので、身の程を知ってもらおうと、テスト範囲のまとめの問題を解いてもらいました。
解かせてみると、案の定、その子はボロボロ間違っているではないですか。
私はその生徒に「ほらな。テスト勉強において、やることがなくなることなんてないんだよ」と話しました。
そして、その生徒に教科書に載っている細かい記述も、すべてテストに出る可能性があるのだと伝えました。
だからこそ、教科書をすべて読み込む気持ちが大事なんです。
学校ワークの問題が解けるようになったのは、立派なことですが、満点を狙うとなると油断してはいけないのです。
こういうやりとりをしたあと、その子は家でもしっかりとテスト勉強に励んだそうです。
テスト勉強なんて、どれだけ勉強したっていいんです。
ギリギリまであがいてあがいたときに、良い結果が出てくるのですから。
この子にとって初めての定期テストが終わりました。
次からは今回の経験をふまえて行動できるでしょう。
まだ結果が出ていませんが、どんな結果だろうと、少しずつ成長してもらいたいですね。
それでは、今日はこの辺で。