中3生は受験の追い込みをかけています。
特に土曜日の集団授業では理科・社会の模試を宿題でやらせて、授業で解説という形でとにかく実践力を身につけさせようとしています。
問題の解き方を解説していて思い知るのは、冬期講習でやった確認テストがいかに有能だったかということです。
冬期講習の確認テストをただ合格するためではなく、点数を上げるために暗記していれば、模試の問題はスラスラ解けるようになったはずなんです。
ただ、確認テストが出されると、ほとんどの子が合格するためだけに勉強します。
その暗記がゆくゆくはテストで解けるようになるためにやっていることであれば問題はありません。
しかし、先を見据えて暗記をしている子は少ないですね。
ほとんどの子が確認テストを早く合格することで、目の前の勉強から早く逃れようとしているにすぎないのです。
逆に確認テストを自分の学力向上のために暗記している子は成績をグングン上げていきます。
こういう子は暗記をしっかりとやることが点数UPにつながるとわかっているのです。
過去の教え子の中には、確認テストをせがんでくる子がいました。
忘れたと思った時期に、確認テストをやってほしいと言ってくるのです。
その子は暗記を続けてみるみるうちに成績を上げていきました。
現中3生の中にも、この確認テストをしっかりと暗記することで圧倒的な知識量を持った子がいます。
この子は英語が苦手といってうちの塾に入ってきたのですが、今ではかなりの量の英語の知識が頭に入っています。
理科でも社会でも英語でも、暗記を行って知識が頭に入っている子は成績の上がり方が顕著です。
ただ、やらされていただけの子は成績が上がらなくなっていますね。
何のために勉強をしているのか。
一番いいのは向学心や探求心を持つことですが、それをもって勉強している子はほぼいないでしょうね。
現実的には高校に合格するために勉強しているんじゃないでしょうか。
せっかく時間をかけて勉強しているからこそ、良い成績を狙ってほしいですね。
そのために必要なのは、受け身で勉強しないことです。
結局は向学心などにつながってしまいますが、言われたまま勉強するのは一番つまらない勉強ですよ。
それでは、今日はこの辺で。