うちの塾では大半の生徒が週1コマ授業をとっていて、だいたい数学・英語を受講しています。
理科・社会・国語は週2コマ授業を取っている子が選択をすれば受けることができます。
ただ、その週2コマを取れる子が少ないんです。
なぜなら、私が教えられるコマ数が限られているからなんです。
しかし、数英以外も授業で教われば、成績が上がるというものでもありません。
塾の授業に頼らずとも、自学をしっかりとすれば点数がとれる教科なのです。
先日行った塾内定期テストでは、上位3名のうち、理科の1位と2位は塾で授業を取っていない子です。
そして、社会は3位の子が塾で授業を受けていません。
もしかしたら私の指導が至らないからかもしれませんが、塾の授業を受けているからといって、必ずしも成績がとれるわけではないんです。
むしろ、正確な勉強方法がわかれば、それをするだけで成績を上げることは可能なんです。
塾内定期テストで理科の成績が散々だった子がいます。
その子は今日の自立支援学習に理科の学校ワークを持ってきて勉強していました。
私はすぐさまどうやって勉強すればいいかをレクチャーしました。
すると、最初は間違えだらけだった学校ワークがみるみるうちに正解するようになったのです。
その勉強法というのは、単純なものです。
それは、教科書を読み込んでから、学校ワークを解いてみるということです。
教科書には学校ワークで問われるすべてのことが記載されています。
教科書を読み込めば、おのずと学校ワークは解けるのです。
実は、教科書を読まない子が多すぎるのです。
教科書を読むのが面倒くさいから、すぐに質問してくる子もいます。
教科書にはすべてが書いてあるのに、それを読まないのは勉強自体を放棄していることになります。
そして、そういう子が言うのが、「学校の授業はわかりにくい」というセリフです。
学校の授業でわからないのだから、自分が理解していないのは仕方のないことだとして、開き直るのです。
学校の授業に頼り切っている子が成績上位になることはありえません。
成績上位の子というのは、学校の授業がわかりにくいからといって、成績が下がることはないんです。
なぜなら、成績上位の子は教科書を読んで理解しようと試みるからです。
そして、どうしてもわからないところだけ先生に質問するのです。
質問内容はもちろん基本的なことではありません。
自分では解けない難問について、質問してくるのです。
学校の授業がわかりにくいから何なのってことです。
なら、教科書で自ら勉強すればいいじゃないですか。
それができないと高校の授業についていくのは大変ですよ。
そして、大学を受験することも難しくなりますよ。
大学受験は授業を受けているだけで突破するのは無理ですからね。
大学の受験まで視野に入れて勉強するなら、中学生時に自学のやり方を完成させましょう。
それでは、今日はこの辺で。