先日、とある中2生と話をしていました。
数学の証明について教えていたときのことです。
私「ほら、証明書けるようになったでしょ?」
生徒「うん、いつの間にかできるようになってた」
この生徒、証明を指導し始めたとき、「私には無理!!」って拒否反応を出していたんです。
私は「大丈夫、最初はわからなくても型を覚えて書き続ければできるようになるから」と励ましていたんです。
うちの生徒のほとんどは証明問題をスラスラ解けるようになります。
何でそのフレーズを書かなきゃいけないのかをバカ丁寧に指導していくので、それなりに読解力がある子なら書けるようになっていくのです。
残念ながら、読解力がない子は無理ですからね。
日本語がきちんと理解できていない子に、証明を理解するのは無理というものです。
同じ指導を受けていても、中3になった今でもきちんと理解していない子はいますので。
うちは個別指導ですが、私というベテランが指導しているので、元来生徒が理解しにくい分野であっても、きちんと理解させることができるのです。
英語にいたっても、英作文まできちんと指導できるのは稀ではないでしょうか。
ほとんどの塾が英作文まで手が回っていないのが現状だと思います。
最終的に英語って、英作文までできるようにならないと、きちんと理解したことにはならないのです。
しかし、英作文の添削って講師歴が浅い人にはできないと思います。
かく言う私も、新人講師だったときには、英作文の指導はできませんでした。
そもそも大学時代に苦手だったのが英作文でしたからね。
大学の英作文の授業で課題が毎週出されたのですが、本当に嫌で嫌で仕方がなかったですからね。
当時の私では、英作文のコツなどは分からず、そのまま塾講師になっていたので、最初は指導はできなかったのです。
まぁ、そもそもが私、数学・理科の講師として採用されていましたしね。
講師歴を重ねた結果、英語も社会も国語も指導できるようになったのです。
英作文だって生徒は拒否反応を示します。
中3生の1人は他塾で英作文をやった経験がなかったからか、うちの塾に来てから英作文をやらせようとすると嫌がりましたからね。
そういう子でも何度か経験させてみると、どんどん慣れていくんですよね。
今では英作文に拒否感はないと思います。
このようにうちの塾生は数ヶ月もすれば、拒否感を持っていた分野でもできるようになっていくのです。
最初はキツいと思いますが、きちんとした手順を踏んでいけば、問題なくできるようになっていくのです。
塾に入るメリットってここにあるわけですからね。
学校の授業では理解できない分野を塾で理解させるわけですから。
塾に慌てて入れる必要はありませんが、遅くなればなるほど、大事なことを習うタイミングが遅くなります。
勉強が分からなくなってからでは遅いのですから、できるだけ早く塾に入れるのも手かもしれませんよ。
それでは、今日はこの辺で。