もう12月になり、高3生たちも本番が近づいています。
ここまで勉強してきた生徒たちは、もうすでに真の受験生になっています。
ここからはいかに後悔せずに勉強を進めるかだけになります。
ちなみに、この時期に来てもまだ勉強したりしなかったりする子は、残念ながら受験生としては失格だと言えるでしょう。
ここまで模試を受けてきて、その結果を見てもなお、焦ることもしないのは、もう負け組といっても過言でないでしょう。
模試の結果によって、一喜一憂するのが受験生の当たり前の姿です。
この模試の結果を上げるために日々頑張っているのですから、点数が上がらないことにショックを受けるのは当たり前なのです。
ここで何も思わないというのは、努力が足りないだけです。
点数を上げようという想いが弱いから、模試の結果を気にしないのです。
嬉し涙も悔し涙も、中途半端に努力している子は流すことはありません。
最大限の努力をしているからこそ、人は涙を流せるのです。
それだけの想いをもって受験勉強に臨まないとせっかくの受験がもったいないですよね。
ちなみに、模試の結果って、悪い人だけが落ち込んでいるわけではないのです。
良い結果の人も、それはそれで戦々恐々としているのですよ。
受験に絶対がない以上、自分の結果が今良くても油断することはないんです。
合格すべき人間というのは、模試の結果が良いだけでなく、その結果に甘んじることがないんです。
油断せず最後まで手を抜かないのですから、そういう子が合格していくのは当たり前なのです。
そういった成績上位者を見ていると、成績下位者が逆転する未来はないんだなとつくづく思います。
成績上位者が上位者たるのは、それだけの努力と想いがあるからなんです。
なんとしても合格するぞという強い決意があるからこそ、模試の合格判定Aがとれているんです。
成績上位者が油断せず努力を続ける以上、成績下位者が逆転するためにもう限界以上の努力をするしかありません。
後悔がないように、全力で目の前のやらなきゃいけないことを片っ端からこなしていくのです。
そうして努力すれば、もしかしたらビリでも合格できるかもしれません。
大学なんて、ビリだって合格は合格ですからね。
入ってしまえばこちらのもんなんですから、ギリギリでも滑り込む気持ちで受験に臨まないといけないでしょう。
この時期になると、良い意味でも悪い意味でも、高3生に言うことは何もないのです。
良い意味であれば、もう伝えなくてはいけないことがないということです。
悪い意味であれば、もう手遅れだってことです。
大学受験を本格的に乗り越えるためには、高校3年間勉強に身を捧げるくらいの気持ちがないとダメだと思います。
もちろん、難関大学に挑む場合を想定して言っていますが、誰もが知る難関大学に進学したいなら遊んでいるヒマはありません。
もし、遊びたいなら大学に入ってからやりなさいね。
とはいえ、高校3年間しっかりと勉強してきた子は、大学に入っても遊び倒すなんてことはないですけどね。
しっかりと次の目標を見つけて努力していくものなんですよね。
受験本番である1月から2月までもうそこまでの時間は残されていません。
今までどれだけの努力をしてきたのか、それが報われるかどうかは今後の頑張り次第でしょう。
逆転なんてそうそう起こるものではありませんが、諦めずに努力をすれば奇跡が起こるかもしれませんよ。
さぁ、ラストスパート頑張ってくださいね。
それでは、今日はこの辺で。