先日とある中3生にテスト対策を行っていたんですが、その子たちの処理の速さに驚きました。
平凡な子がやる量の単純に2倍以上の量をこなしていったんです。
ちなみに、その子たちは学校で上位10%に入っている子です。
基本的に学力が高くなっていくと、処理スピードがアップしていくんです。
問題をスラスラ解けるのですから当たり前のことですね。
この子たちは能力が高いですから、それだけのスピードを誇ることができたのでしょう。
しかし、そういう子たちでも、悩みはテストが時間内に終わらないってこと。
いくら処理が速くなっても、テストになると時間切れになってしまうわけです。
まぁ、テストで時間切れになるというのは、すべての問題を解いているからこそなんですよね。
他の子たちは全部の問題を解けるわけもないので、時間が足りないなんて感覚は持たないでしょう。
一方で、学力が低いと処理も遅くなります。
また、別の子の話になるんですが、とある中学生が二人並んでテスト勉強をしていたんです。
一人は優秀な成績の子で、もう片方は順位が半分以下の子です。
同じ時間勉強をしていたのですが、能力が劣る子がやった勉強はかなり少ない量でした。
それを見ていた優秀な子が「えっ、これしかやってないの?」と驚いていました。
優秀な子からすれば、進みが遅すぎてびっくりしたんでしょうね。
そりゃ問題の答えを考えても分からない、教科書で調べても答えが探せない、解答を見ないと答えが書けない・・・
それでは、勉強のスピードはかなり遅くなっても仕方がないのです。
これが意味するところは、学力って差がついていくと、下の子が上の子に追いつくことがどんどん難しくなるってことなんです。
学力が下の子はどうしても勉強のスピードが遅くなります。
私たちは一日24時間で生きているわけですから、同じ時間を生きている以上、処理速度の違いは大きな差を生むことになってしまうのです。
これは、普段の勉強にかかってきます。
方や小学生の頃から勉強をしてきた子、方や小学校の頃からサボり続けてきた子、そういう
違いが中学生になっても高校生になっても、そして社会人になってもつきまとってしまうのです。
社会に出たらもっと顕著に違いが出てくるでしょう。
処理能力が高ければ、それなりに高度な仕事もこなせるでしょうが、処理が遅いとなるとやはり仕事に支障が出てくると思います。
まぁ、社会に出てから頑張ったとしてもそれなりに仕事はできるでしょうが、そこまで心配はしなくてもいいとは思いますが、それでも不利なものは不利なんでしょうね。
あまりにも仕事が遅ければ、上司から怒られると思いますしね。
同僚からも信頼されず、お客様からの信用も失っていくことでしょう。
そうなると、仕事がしづらくなってしまい、どうしても仕事が辛いものになりかねません。
学生時代にいかに努力をするか、その量の違いは社会でも出てくると思うのです。
それなりに仕事ができるようになるためには、最低限の常識は持たせておくべきでしょう。
社会に出て、挫折してしまったものに、世間は優しくありません。
これから日本はますます経済的に厳しくなっていきます。
その大変な荒波に、子どもが飲まれないように、しっかりと勉強をしていってほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。