人に聞いてばかりいると本当の理解は来ない。

勉強って授業してもらって、分からないところを聞いて、理解していく・・・

って思っている人が多いと思います。

しかし、それは半分正解で、半分間違っています。

 

もちろん、知らないことを授業してもらうのは正解です。

分からないものをすべて調べて理解するのは難しいと思いますからね。

 

何も授業されなくても、物事を理解するってのは、できなくはありません。

ただ、さすがに一から調べるのは時間がかかってしまいますし、効率は悪いでしょう。

であれば、学校なり塾なりで授業をしてもらった方がいいのだと思います。

 

しかし、何でもかんでも授業をしてもらうのはどうかと思います。

学校も塾もすべてを授業してくれるわけではありません。

基本的に基礎だけを指導するのが授業ってものなのです。

 

そこかの理解は自分で行っていかないといけないのです。

基礎を理解して、その基礎力を使って応用問題を解いていくのです。

 

そこでは自分の力以外頼ることはできません。

そして、そういう応用問題が入試などには出てくるのです。

 

そもそも勉強というのは、基礎を徹底的に理解することが大事になります。

基礎を極めて初めて実践力が養われていくのですから、基礎問題が解けるようになれば応用問題も解けるようになっていくのです。

 

しかし、ほとんどの子が応用問題が解けません。

なぜかというと、ほとんどの子どもは基本問題ができることで満足してしまっているからです。

 

本来なら、基礎ができて勉強ができるようになってくると、応用問題にチャレンジしたいと考え始めるのです。

自分をもっと高めていきたいと考えるようになれば、おのずとそのような行動をすることとなるでしょう。

 

ただ、今の子は特にですが、スマホをいじるのが忙しすぎて自分を高めようとはしないんです。

スポーツならそれなりに頑張るくせに、勉強になったら途端に頑張らなくなってしまうのです。

もし、勉強が得意になりたいなら、応用問題にチャレンジする気持ちが大事になってくるのだと思いますよ。

 

とはいえ、分からないからといって、すぐに人に質問をしてしまうのもどうかと思います。

まずは自力で解いてみることが大事なのです。

時間をかけてじっくりと調べて、納得した上で問題を解いてほしいのです。

 

なぜ質問をしてはいけないのかというと、質問して答えを理解したところで、それは自分の実力ではないからなんです。

子どもたちは、分からなかった問題のやり方を教えてもらうと、納得したかのような顔をします。

 

しかし、こうして質問対応をしてもらい、やり方がわかったとしても、自力でできるかどうかは不明なのです。

自分でできるかどうか試して、できたという経験がなければ、その問題は解けるようになったことにはならないでしょう。

 

このように、人に頼ってばかりいるのは勉強とはいえないのです。

あくまでもテストを受けるのは自分ですからね。

質問をしてはいけないとまでは言いませんが、質問するにしてもまずはできるだけ自力で調べてから質問するようにしてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。