ダメだったときを強く想像しよう。

あまり考えたくはないでしょうが、ダメだったときのことをしっかりと考えた方がいいです。

 

高校受験でも大学受験でも、必ず合格できるわけはなく、不合格になり泣く子は必ず出てくるのです。

確実に合格できる受験であれば、心配しなくても合格はできるでしょう。

ただ、その受験ってそこまで価値がないんですよね。

 

もちろん、行きたい進学先であれば、全員合格だろうが関係ないですけどね。

私は受験っていうものは合格が確約されていないから頑張れると思うんです。

 

今までの教え子たちも感動的な合格劇を経験してきました。

 

自己採点では不合格だと思った受験でも、合格発表で合格を勝ち取る。

滑り止めの受験で失敗しただけで泣き出してしまうが、その後無事に第一志望合格。

学校の先生から合格できないと言われて泣いてしまった子が、ちゃんと合格を成し遂げる。

 

このような感動的な合格劇を私は見てきました。

それは、不合格になりたくないという強い気持ちがあったから成し遂げられたことです。

 

もちろん、不合格になり涙を流した教え子も何人もいます。

そういう子たちも不合格という悲しい経験を経て強くなっていきました。

決して不合格だから不幸になってしまうわけでもないんです。

 

ヒリヒリした受験を勝つ抜くためには、その合格発表当日の想像をしておく必要があります。

合格発表当日自分の番号がない、ネットで不合格と表示される・・・

そんなイメージをしておく必要があります。

 

不合格になったら、どれだけの絶望が待っているのか。

真剣な受験であればあるほど、その反動は大きいのです。

 

特に高3生、大学受験はそこまで甘くはありませんからね。

受ける大学を軒並み不合格になっていく・・・なんてことが普通に起こるんですからね。

 

大学受験を志しているからこそ、就職は考えていませんよね。

もし、すべて不合格になり、浪人も許されず、いきなり就職しろと言われて、慌てて就職活動したところで優良な就職先があると思いますか?

 

就職組は高3前期から企業研究を行い、企業に挨拶まわりなども行って、優良企業を選んだ上で就職をしているのです。

そういう高卒で働き始めた子と同じような企業に就職できるかどうかはわかるわけもありません。

 

今は労働者不足ですから、就職できないってことはないでしょう。

ただ、自分が働きたい職場で働けるかどうかは保証されません。

 

いくら大学受験のために勉強を頑張っていても、大学に受からなければ意味がないのです。

よく頑張りましたねとなるのは、大学に合格したらの話になります。

 

高3生は9月になり学校が始まったことで、受験勉強のペースが狂っていると思います。

周りの状況が聞こえたりして、感情が揺さぶられることもあるでしょう。

 

しかし、あくまでも受験は自分の問題であり、周りは関係ないのです。

自分は自分、周りは周りという意識がないと受験戦争は勝ち抜くことはできません。

 

想像してみましょう、不合格になった自分を。

その自分と同じような末路をたどらないためには、今を必死に頑張るしかないんです。

 

大学合格はそんなに簡単なものではありませんよ。

特に倍率がそれなりにあって、それなりに偏差値の高いところは、全国の高校生が合格を狙っているんですからね。

変な自信を持っていないで、模試でA判定をとるまでは死ぬ気で勉強した方いいですよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。