考えて勉強しているかどうか。

生徒が勉強している様子を見ていると、どうも考えながら行動していない気がします。

 

考えるというのは、「なぜこうなるんだろう?」と疑問に思うことから始まります。

なぜ、どうして、という疑問を解決するのが勉強であるわけですから、そこから解説を読んだり、教科書を読んだりして調べるわけです。

 

自己完結でも構わないので、自分なりの答えを出しておきます。

そういう疑問を後で、先生に聞いてみるといいでしょう。

そうすると、スッと物事が腑に落ちるわけです。

 

こうして、物事を理解していくんですね。

そうやって理解できれば、テスト中に問題を解くことができるようになるでしょう。

 

しかし、ほとんどの子がそういう動きができていないんです。

驚くことですが、これが真実なんですよ。

つまり、子どもたちのほとんどがきちんと勉強できていないんです。

 

そもそもが好奇心がないのでしょう。

今やネットですぐに調べることができる時代ですからね。

もし、困ったとしてもすぐにスマホで検索すれば、生活には支障はありません。

 

しかし、当たり前ですが、勉強という世界ではそれは通用しません。

スマホで調べながらテストを受けることができない以上、いくら文明が発展して技術が進歩しようとも、点数をとることはできないのです。

 

もちろん、勉強している段階で、調べるためにスマホを使っているなら問題はありません。

今はYouTubeなどの動画で授業を見ることもできますからね。

 

調べるためであれば、積極的にスマホは利用するべきでしょう。

スマホは有効活用すべきであって、単なる時間をつぶすものではないですからね。

 

考えて勉強ができない子というのは、やはり成績を伸ばすことはできません。

理解ができないのですから、勉強はつながっていかないのです。

 

例えば、ステップが10ある勉強分野があったとしましょう。

そのステップの3、4が理解できていないとして、ステップの8,9を解くことができるでしょうか。

 

たやすく想像できると思うますが、ステップを飛ばして何かを理解しようとするのは無理があるのです。

ステップ10まで到達していない子が、その問題を解くことができるわけもないのです。

 

たまに、勘が鋭い子がいて、ステップを吹っ飛ばして理解をしてしまう子がいますが、そういう子はそもそもが考えながら勉強をしている子なのです。

そういった才能を持つ子というのは、正しい勉強を今まで積み上げてきているのです。

だから、そういった近道をしているように見えるのです。

 

よく「○○はほとんど勉強してないくせに点数がとれるんだよな~」ということがありますが、それはその子がサボっているのではなく、考えて行動しているだけなのです。

本来、賢い子っていうのは、考えることで効率よく勉強しているので、少ない時間で成果をあげることができるのです。

 

考えて行動していない子が、到底追いつけるわけがないのです。

そもそもの経験値が違いますからね。

もし、逆転したいと考えるなら、自らも考えるようにすればいいだけです。

でも、考え方がわからない・・・っていう子がいそうですね。

 

私たちは人間ですから、考えることができるんです。

そりゃ最初からうまくはいかないでしょう。

それでも、考え続けることで、徐々に考え方がわかってくるんです。

 

もし、本気で考え方がわからないなら、もうあなたは動物ってことですよね。

自分が人間だと自負しているのであれば、間違っても考え方がわからないなんて言ってはダメですよ。

 

考えましょう。

それが一番効率の良い勉強法なんですからね。

まずは、考えるという行動に移すことから始めましょうね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。