夏期講習12日目です。
生徒たちの勉強の様子を眺めてみると、生徒たちの書くスピードの違いに気づきます。
うちに長く在籍している子は、私が普段から書くことを強要しているので、書くスピードが速いですね。
シャカシャカ手を動かしていますから、絶えず何かを書いている状態なんです。
あまり考えてないのかとも思いますが、それでも書くのが遅い子よりも勉強量は多くなっていくでしょう。
勉強ができない子って、ボーとしていることが多いんですよね。
ボーとしているということは、手が止まっていることになります。
その間、全く勉強していないわけですが、勉強している子との差はどんどん広がっていくわけです。
書くのが遅い子も問題です。
一つ一つをじっくり考えすぎてしまうので、同じ時間勉強しているのに速い子よりも勉強の量がどうしても少なくなってしまうのです。
もちろん、勉強なのですからじっくり考えることも大事です。
ただ、なんでもかんでも考えていればいいとはならないのです。
例えば、計算問題などはシャカシャカ手を動かした方が良いのです。
計算は考えるというよりも、勝手に手が動く状態になっていないといけません。
素早く手を動かすことで、思考もシンプルになり、速く正確に計算ができるようになるのです。
計算はどうしても反復練習が必要ですからね。
ほとんど考えることなく、計算問題を仕上げていくのは大事なことなんですよ。
昨日の高3生の数学の授業では、全員がシャカシャカ手を動かしていましたね。
数学がある程度得意になるためには、どうしても計算能力が秀でてないとダメなのです。
そもそも共通テストのような大学受験では、時間との闘いが待っていますからね。
シャカシャカ手を動かすのが当たり前になっている高3生でも、解くスピードはまだまだなんですから。
勉強のスピードを上げることは、単純に勉強量を増やすことになります。
勉強で大事なことは効率をよくしていくことですから、スピードを意識するのはアリなんですよ。
ちなみに、このスピードは小学生までに身につけたいスキルです。
中学生以降に身につけたいといっても、なかなか身につかないですからね。
まずは家庭学習の習慣を身につけ、集中して勉強するように躾をしてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。