夏期講習10日目です。
中3生の多くは、この夏に受験勉強を頑張っていることと思います。
とはいえ、この夏の1ヶ月半では、せいぜい1年生の復習くらいしかできません。
集団授業の塾であれば、カリキュラムが決まっており、その通りに復習をしていくでしょうが、その授業についてこれる子というのは、今まで頑張ってきた子だけなのです。
大半の生徒が今までの勉強をサボってきたことでしょうから、この夏だけですべての復習をするのは無理ってことになります。
なにせ中1からずっと塾に通っている子は、ずっと塾の授業を受け続け、テスト対策などもしてもらっています。
定期テストで点数をとるためにしっかりと対策をしているわけですから、それなりの時間勉強してきたのです。
それを中1・中2の計2年間の勉強の蓄積があるわけです。
少なくともうちの塾生たちは、テスト毎にかなりの量の勉強をやっています。
それでも、理解度はまだまだな子が多いのです。
勉強は短期間に集中してやったら、すぐに成績が伸びるものでもないのです。
やはり今までの蓄積があって初めて、短期集中の勉強が成果をもたらすのです。
今年も案の定、中3生の勉強の抜けが目立っています。
まだ夏という時期ではあるものの、このままでは高校受験に間に合うかは疑問です。
特に進学校を受験しようというのなら、それは大学受験を目指すことに他なりません。
それなりの大学に合格するためには、高校の勉強で遅れをとっている場合ではありません。
高校の勉強を楽にクリアするくらいの学力は必要になってくるのです。
高校を経て大学に進学してほしいと考えるなら、できるかぎり学力を伸ばさないといけません。
中学の勉強はあくまで基礎ですが、その基礎が分からなければ大学受験の問題を解くことはできませんからね。
大学に進学をするためにも、中学生のこの時期にできるかぎりの努力をしておきましょうね。
それでは、今日はこの辺で。