もうすでに結果は見えている。

受験生はこの夏が受験の天王山ですね。

ここで頑張ることができなければ、受験戦争に勝つことはできないでしょう。

 

とはいえ、そんなことは周りの子たちも知っていることであり、みんなと同じことをしていても周りを出し抜くことはできないでしょう。

特に高3生はすでに立場が決定していて、夏前に成績下位の子は夏を過ぎても成績下位のままでしょう。

 

すでに偏差値50を超えている子は、夏も順調に頑張ればその成績をキープできるでしょう。

一方で偏差値50を切っている子は、この夏を頑張っても偏差値50を超えられるかはわかりません。

というか、ほぼ無理でしょうね。

 

偏差値50を超えるというのは半分よりも上に行くというお話です。

しかし、現段階で偏差値50を超えていないということは、半分よりも後ろの集団に所属しているということです。

 

ここから半分以上に上がっていくことはかなり困難です。

なぜなら、すでに偏差値50を超えている子というのは、勉強の手を緩めることはないからです。

先を走っている子が全員油断して、成績を下げていかないかぎり、後ろの集団が逆転する可能性は低いのです。

 

まぁ、これは当たり前といえば、当たり前のことですよね。

偏差値50を切っている子は、単に努力不足であることが多いのです。

だからこそ、そんな位置にいるのであり、ある意味自業自得なんですよ。

 

理想はやはり夏前までに偏差値50を超えていることなんですよね。

そういう子が偏差値を上げ続ける可能性はありますが、偏差値40代の子が偏差値50を超えるのはかなり難しいんです。

 

であるのにも関わらず、ある程度の進学校に通っている子は、ちょっと頑張れば偏差値60くらいいけるだろと考えがちです。

中学時代に勉強ができたから、ちやほやされていたのでしょう。

変に自信を持っている子が多いですよね。

 

しかし、残念ながら、今までサボりにサボっていた子は勉強のツケがたまっていますから、そんなに簡単に浮上しないんですよ。

成績が上がっていくのは、やはり今まで頑張ってきた子だけなんです。

 

部活の練習がきつくて勉強ができなかったって子は、見込みがあるかもしれませんね。

所属している部活の練習がキツければキツいほど、根性が身についているでしょうから、夏の間に勉強を頑張ることで一気に伸びる可能性は大きいです。

 

とはいえ、これも全国大会クラスの部活ではないといけません。

平日もヘトヘトになるまで練習し、休日も一日中練習しているような部活でないと、根性は身につかないでしょう。

 

もし、弱小の部活に所属していたというなら、残念ながら勉強時間がなかったまではいかないですから、結局勉強不足は自業自得ってことになるんです。

 

当たり前のことですが、ずっと遊んでいて勉強できるのにしなかった子は論外ですよ。

こういう子が夏だけで成績が上がる可能性はないと思います。

 

ということで、残念ながらすでに模試の結果が悪いというのなら、もう自分の行きたい大学に進学するのは諦めた方がいいでしょう。

そんなこと言われても自分は絶対に上位の大学に行きたいですっていうのであれば、人と同じことをしている場合ではありません。

 

もう寝る間を惜しんで勉強するしかないんじゃないでしょうか?

自分よりも上の人たちが走るのを辞めない以上、後ろにいる人は死に物狂いで前に追いつけ追い越せで頑張るしかないんです。

 

ちなみに、前を走っている人は夏に一日10時間くらい勉強する人が多いですよ。

では後ろを走っている人たちは何時間勉強しますか?

少しでも差を縮めたいなら、12時間、13時間と増やすしかないでしょうね。

 

それだけの無理をして、体調も崩すことなく、ストレスともうまくつきあいながら、受験まで走り切れたら、自分の行きたい大学にも手が届くかもしれませんよ。

まぁ、それだけの根性があるのなら、すでに勉強していると思いますけどね。

 

なお、すでに偏差値60を超えている子は悠々自適にこの夏を過ごしますよ。

自分の足りないところだけ、勉強を頑張るだけで合格は見えているのですから、一日10時間なんて勉強をしないかもしれません。

 

とはいえ、偏差値60を超える子は勉強好きが多いですからね。

夏頑張らない子なんていないんですよ。

だからこその偏差値60であり、すでにエリートに所属しているわけです。

 

ちなみに偏差値60は上位15%です。

この子たちはこの子たちで、偏差値65から70を目指していますので、歩みを止めるわけがないんです。

堅実に自分の不得意を潰すために夏を使い、秋には応用問題などの難問ばかりを解いていることでしょう。

 

人の頑張りは早めに始めた者勝ちになっています。

遅くなればなるほど不利になるようにできているんですからね。

 

マラソン中継を見ていればわかりますが、後方集団から一気に先頭集団に追いつき、一位をとって優勝するなんてないんですよ。

優勝できるのは、ずっと先頭集団に入っている人か、もしくは第2集団くらいにいる人に限られるんです。

 

42.195kmという長丁場でもそうなのですから、受験という高3の冬に行われるレースも同じようにできているんですよ。

受験で成功するのは、ずっと先頭集団で走っている人だけなんですよ。

 

もちろん自分なりの優勝で構いませんからね。

市民マラソンだって、ハーフマラソンだって優勝はあるわけですから。

 

といっても、そういうところで優勝できるのも、先頭集団だけですからね。

まずは自分の行きたい大学において先頭集団に入れるように頑張って下さいね。

 

ちなみに、この話は高校生の話ですからね。

中学生はこの夏から頑張ることで、いくらでも逆転はできますから、諦めずに頑張りましょうね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。