子どもというのは、自分に都合のいいルールは100%守るもの。

うちは結構ルールがある塾だと思います。

特に中学生はかなりの数のルールで縛っています。

 

なぜここまでルールを多くするのかというと、ルールを守ることが成績を上げることにつながると信じているからです。

 

そもそも勉強というのは、数多くのルールによって成り立っています。

数学の計算方法しかり、英文法しかり、国文法しかり・・・

いたるところでルールを理解し、暗記しないと解けない分野があるんです。

 

であれば、塾のルールくらい守れるようにならないといけませんよね。

だからこそ、ルールを厳しくしているわけです。

 

後は社会人になってからの話でしょうかね。

社会に出ればルールに縛られるのは当たり前になります。

所属している会社でのルールを始め、交通ルールや社会のマナーなどのルールもきちんと理解しないとやっていけません。

 

ルールの親玉は法律になるわけですが、その法律だって守らなきゃ罰せられてしまうわけですからね。

守りたくないルールがあったとしても、それを我慢して守らなきゃいけないことが多いんですよね。

 

とはいえ、生徒たちがルールをきちんと守れるかというと、そうはいきません。

塾に来る度にルールを守れず、私に注意されている子は多いです。

何度も反復して教え込むことで、なんとか身についていくのですが、時間がかかる子ってやっぱり時間がかかるんですよね。

 

挙げ句の果てに、ルールを守りきれずに塾から去るものも出てきます。

この程度のルールで根をあげるなら、社会に出てからもルールを守れるかは疑わしいでしょうね。

 

完璧にルールを守れないのは、まぁ、そのルールが嫌だからなんでしょうけどね。

嫌なものだからこそ、心から排除してしまう子は多いです。

 

一方で、自分に都合の良いルールを破る子はいないのが面白いですね。

例えば、うちはテスト前の勉強をがっつりやらせるのですが、次の週の水曜日の授業は休んで良いことにしています。

 

これはテスト勉強と普段の勉強にメリハリをつけるためにやっていることですが、このルールは守る子がほぼ100%なんですよね。

なにせ、塾に来て勉強しなくてもいいわけですから、生徒は喜んでルールを守るわけです。

 

まぁ、こういうことは大人でもありますしね。

大人だって都合の良いことだけしっかりと守ろうとしますしね。

子どもだからというよりも、人間だから仕方のないことなんでしょう。

 

とはいえ、嫌なルールもきちんと守れるようにならないと、成績は伸びません。

世間には、自分の都合のいいルールだけがあるわけではありませんからね。

 

そのルールが負担にならないようにするためには、慣れることが必要なんです。

まずはきちんと守れるように日頃から意識をすることが大事でしょうね。

そうやって、普段から周りにあるルールに意識が向くようになると、不思議と勉強もできるようになってくるんですよ。

 

何気にルールを守ろうとして頭を動かすことと、物事を考え問題を解くことは、脳みその動かし方としては似ているんですよね。


これは家のルールでも適応できますからね。

家にルールがあるなら、それを徹底させることも大事だと思いますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。