年度最初のテストは頑張った方がいい。

6月に初めての定期テストを実施する中学は多いと思います。

1学期につき1回の定期テストに変わってから、そういう傾向が続いていますね。

 

当たり前のことですが、テスト範囲は膨大なので、コツコツ勉強しておかないと大変なことになります。

テスト直前になってから頑張れば高得点がとれるとはならないのです。

 

だからこそ、うちの塾では最低でも2週間前から準備を開始させ、1週間前には学校ワークを終わらせてもらっているのです。

 

定期テストは成績に直結するテストですし、学校で直近に習ったところが出題されますので、普段の努力が反映されることとなります。

普段から学校の授業を真面目に聞いているなら、それなりの点数はとれるでしょうが、高得点を狙うとなるとしっかりと準備をしないといけないのです。

 

しかも今回は年度初めのテストです。

最初のテストというのは、今後の流れを決めることともなりますから、気合いを入れて取り組んでほしいですね。

 

これは中学生でも高校生でも同じことです。

年度初めのテストでこけてしまうと、その後はグダグダになってしまう可能性があります。

 

例えば、あまり努力せずに順位が悪かったとします。

学年内の順位が真ん中よりも下だった場合です。

 

その子のスタートはそこからということになります。

大いに反省をし、次のテストでは挽回をするんだと意気込んで勉強してくれればいいのですが、まぁ、そうはならないでしょうね。

自分は所詮そんなもんだと、諦めてしまう可能性が高いと思います。

 

順位が低くて慌てるのは周りの方ですね。

慌てて親が塾を探し始めるのも、テストの結果が返ってきてからですからね。

ただ、子どもの方はすでに格付けがされているので、その順位にいることに慣れてしまうのです。

 

たちが悪いのは順位が真ん中よりもちょっと下くらいの場合です。

自分よりも低い子がいますから、自分はそこまで悪くないんだと勘違いするのです。

 

自分よりも劣っている子がいると、子どもは途端に安心しますからね。

きっと親がテストの順位に怒ったとしても、「だって、○○は自分よりも順位は下だよ!!」と言い出すと思います。

 

そこまで想定すると、最初のテストでの格付けによって、その子の先は見えてきます。

次のテストも、さらに次の次のテストでも、順位を上げていこうという気構えはないでしょう。

 

一方で、テスト結果が良かった場合はどうでしょう。

例えば、上位20位以内とかに入れた場合です。

明らかに上位に位置していることがわかると、子どもはプライドを持つようになるのです。

 

いわゆる先頭集団に位置しているわけですが、子どもはその集団から離脱することを恐れるようになります。

次のテストでも大きく順位を落としたくないと考えるようになれば、テスト前限定にはなりますが、しっかりと勉強してくれるようになるでしょう。

 

親がそこまで言わなくても子どもはテスト前毎にしっかりと勉強するようになると思います。

そして、そういう子は自分よりも下の子に注目するのではなく、自分と同じくらいかそれとも自分よりも少し上の存在を意識するようになるのです。

そうなれば、その子は向上心を持って勉強してくれるようになるでしょう。

 

何事も最初が肝心というのは、その通りなんです。

最初の入りを失敗してしまうと、ズルズルと悪い流れに引きずり込まれることとなります。

だからこそ、この最初のテストは準備万端で臨んでほしいと思います。

 

ちなみに、最初のテストだからこそ、内容は一番簡単なものとなっています。

高得点をとるのに一番良いタイミングなのが、年度最初のテストなんですよ。

 

であれば、ここでしっかりと頑張って高得点を狙うのは悪くないですよ。

今後の流れを呼び込むためにもしっかりと子どもに勉強させてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。