塾に通っている以上、塾に頼るのは間違ってはいません。
しかし、あまりにも塾に頼りすぎると、自分が苦境に立たされたときそれを打開することはできない子になってしまうでしょう。
自分が直面した試練というのは自分で乗り越えないといけないものであり、誰かに助けてもらうことはできないのです。
例えば、高校入試に関してのことです。
試験を受けるのは本人ですから、そこでしっかりと点数をとらないといけないのです。
自分の力だけで乗り越えないといけない以上、自分で点数の上げ方を考えないといけないのです。
当たり前のことですが、すぐに乗り越えられるわけはありません。
何度もチャレンジしては失敗し、次のチャレンジではやり方を改良して取り組んでいくのです。
そうやって試行錯誤をして初めて、自分のやり方ってものを見つけることができるんです。
これが大学受験になると、ますます人に頼ってはいられません。
学校の授業だって塾の授業だって、大学に合格するためには不十分なのです。
大学に合格するためには、自分でテキストを読んで理解をする力が必要なのです。
膨大な量の学習内容を授業だけでまかなうのは無理があります。
必ず自分で補完しないといけない事態が現れるのです。
そのときに人に頼っていては、どうしても理解するのに時間がかかってしまいます。
大学の試験の問題を解くためには、自分で理解する力は必須なのです。
これは資格試験でも入社試験でも同様です。
それを教えてくれる塾やら予備校はありますが、それに頼っていては合格は難しいでしょうね。
あくまでも塾はサポートとして使った方が良いのです。
自分ではなかなかやる気が起きないときに、塾のやり方に乗っかって勉強のペースを作っていくのです。
例えば、塾に通えば自習室が使えたりしますよね。
そういう勉強するしかない環境に身を置いて、勉強を頑張るのです。
家にいたって、図書館に行ったって勉強をサボることは簡単です。
その点、塾は勉強するしかないのですから、そこで努力をすればいいのです。
そうやって塾を利用していけば成果は出てくるでしょうね。
今日は土曜日ですが、うちの塾ではテストが近い子たちが自主的に塾に来て自習していますよ。
家でのんびりするのは、勉強してからでも遅くはありません。
なるべくやらなきゃいけないことは早めにやるようにして、後回しにはしないようにしましょうね。
それでは、今日はこの辺で。