今、うちの塾では連日保護者面談をやっているんですが、先日のテストで中1の1位をとった子の保護者の方と面談をしたんです。
私は本人が1位をとったことをさぞかし喜んでいることだと思い、保護者の方に聞いてみたんですが、本人はそれほど喜んでいない様子なんですよね。
実際に、その生徒に「1位をとったからお祝いだね!!」と投げかけたんですが、「えっ、なんでですか?」みたいな反応をされたんです。
私は、この子は1位をとっても喜ばないのかと驚きました。
保護者の方に聞いてみると、本人はもっと点数がとれたはずなのにとれなかったのが不満だと言っているというのです。
これってすごいことですよね。
順位にこだわるのではなく、テストでできなかったところがあることに注目するのって大事なことです。
そもそも順位は相対的な評価ですからね。
自分の中学がそこまでのレベルでなければ、その順位も価値がないと思っても仕方がないです。
まぁ、それでも1位をとったことは素直にすごいことですからけどね。
ちなみに、この子は堅実にコツコツと勉強をやることができています。
毎日コツコツ勉強とまではいけてないということですが、塾に通っていて最低やらなきゃいけないことはできているんですよね。
小学生のうちは塾の宿題を忘れて、私に怒られたりしていたんですけどね。
そこから2年で、ここまできちっとやることはきちんとやる子になりましたね。
欲を言えば、毎日コツコツできるようになるのが理想ですけどね。
とはいえ、結果が出ている以上、温かい目で見守っていこうと思います。
点数が高い子の多くは、こういう心境に行き着きます。
レベルの高い高校に進学したいと考えていればなおさらですね。
一方で、中途半端な成績しかとれない子の多くは、勉強に対するモチベーションがいまいちなんですよね。
だから、点数が上がっていかないんですよ。
成績は高い状態を維持することが望ましいんですからね。
中途半端にくすぶっていても、その子が浮上していくことはないでしょう。
まずはしっかりと勉強して成績を上げましょう。
一度本気になって勉強することが大事だと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。