来週定期テストが迫っている中学があります。
その中学に所属している子も数人がうちの塾に在籍しているんですが、その子たちの塾歴は結構長いんですよね。
うちの塾も大体1年いれば、テスト前に何をしなくてはいけないのかがわかってきます。
最初こそ、私の方で生徒に説明するのですが、1回、2回とテスト対策を経験していくと、次第に慣れていくんですよね。
しかも、ちゃんとした動きをしていれば、高得点がとれるものですから、生徒たちは率先してテスト対策に動こうとします。
うちは、テスト対策授業などはやってませんからね。
生徒自らが動いて対策できるようにしているので、自分の判断でどんどん行動できるんです。
そうなってくると、塾側でやってあげることはどんどん少なくなっていきます。
勝手に動けるようになってくると、前もって行動するようになるので、テスト前になって慌てて学校ワークをやるなんてこともなくなっていくのです。
私にとってはこれが理想なんですよね。
塾に頼らずとも行動できれば、いざ塾を卒業しても自ら考えて行動できるじゃないですか。
最低限の行動パターンを身につけたら、それを反復するだけで成長できるのですから。
逆に手がかかる子というのは、手がかかりつづけるんですよね。
なぜなら、そういう子はきちんと塾の指示通りに行動できないので、成績が上がっていかないんです。
成績が上がらなければ、モチベーションも上がっていきませんし、そもそも勉強が楽しいとは感じないでしょう。
点数が低くても何も思わないでしょうし、向上心も育っていきません。
こうなると、いくら塾が優秀だったとしても、生徒を変えることができないのです。
ここで大事になってくるのは、素直さでしょうね。
生徒全員が素直な子というのは、若干気持ち悪い気がしますが、ある程度の素直さはもっていないといけないってことです。
せっかく塾に入っても成績が上がらないというのは、塾側も生徒本人も残念ですからね。
どうせならWin-Winの関係でいるべきなんですよね。
どちらにも利があるようになれば、誰も傷つくことはないでしょうから。
とはいえ、手がかからないからといって、塾が何もしなくなるというわけではありません。
塾の手助けもどんどん高度なものになっていくのです。
生徒の成長に合わせて、アドバイスのレベルもアップしていくというわけです。
塾としては、生徒にはどんどん成長してもらって、簡単なアドバイスをしなくてもいいようになってほしいですね。
上記のうちの塾生はどんどん成長していますので、これからどこまで成長するのか楽しみです。
来週のテストも万全の準備をして臨んでほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。