きれいな字を書く子は成績が伸びる・・・
今まで指導してきた中で、これは絶対だなと思います。
字がきれいな子って、そもそもが汚く書くことを嫌がるんですよね。
例えば、英単語の練習やら漢字の練習でもきれいに書くことを優先します。
きれいな字で英単語を覚えると記憶に残りやすいですし、漢字にいたってはへんやつくりにも意識が回ります。
計算に関しても、計算過程をきちんと書くので間違いも少なくなりますし、考え方も理解しやすいです。
確認もしやすいですから、計算間違いなどにも気づくことができるようになるのです。
計算だけではなく、図形の問題を解くときにも、メモをきちんととることができますし、図形を写したりするのも得意になります。
図形がきれいに書けるというのは、その図形が立体だった場合、立体的にとらえることも可能になるのです。
このように、字がきれいということから、これだけのメリットが考えられます。
実際、うちで上位に入っている子は、きれいな字を書く子が多いです。
さらに、字がきれいだということは、周りに与える影響にも関係してきます。
きれいな字を書こうとする子は、問題を適当に答えようとはしないんですよ。
問題に対して真摯に向き合うので、その姿勢が周りからの評価につながるのです。
真面目に一生懸命に目の前の問題に取り組んでいる子は、周りが必ず応援してくれます。
その姿勢を示すときに、一番役立つのが字のきれいさなんですよ。
字のきれいさは家でも指導可能です。
汚い字を修正すればいいのですから、どんな人でも指摘できますよね。
ちなみに、私が言っているきれいな字というのは、周りが見てもきちんと読める字のことですからね。
別に賞がとれるほど美しい字を書けと言っているのではないんです。
だからこそ、親の目から見て読めなければ汚い字と判断してしまっていいのです。
字に関しては、親がどれだけ子どもに時間をかけるかで変わってきます。
汚い字の子というのは、残念ながら親が子どもに目をかけていないんです。
末っ子ほど字が汚くなるというのは、下の子になればなるほど親の目が届かなくなるからなんでしょうね。
字をきれいに書けるかどうかは、小学生の低学年で決まってきます。
それ以降ですと、字をきれいにすることは難しくなっていきますよ。
遅くとも小学生のうちにきれいな字が書けるように、おうちで指導してくださいね。
きれいな字が書けるか書けないかで、中学の成績はガラッと変わってきますよ。
ぜひ、今からでも子どもの字のチェックをしてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。