受験生にとって、点数が上がってこないのは大変マズい状態です。
どれだけ勉強をしても、点数がとれないと合格は勝ち取れないわけです。
人と比べるのに、一番良い方法が点数を比べることですからね。
点数が高い者は努力を認められ、点数が低い者は努力が足りないと判断されるわけです。
不合格の一番成績が良い子よりも1点でも多くとれれば、合格になるわけですからね。
合格したいのであれば、点数にこだわるのは間違ったことではないのです。
それを努力を認めてあげましょうというのは偽善なんですよね。
いくらその子が自分なりに努力をしたといっても点数に表れないのであれば、その子は敗北してしまうわけです。
何としてでも、点数をとる・・・つまり、正答を書けるようにしないといけないのです。
では、その点数を上げるのに、裏技的なものはあるのか・・・
テスト直前であっても、ちょっとしたあることをやれば点数はグンと上がるのか・・・
結論から先に言うと、そんなものはないんですよ。
勉強をサボってきた子が、短期間で成績をグンと上げるなんてことはないんです。
まぁ、才能がある子なら、もしかしたらグンと成績を上げることもあるでしょう。
ただ、ほとんどの子が凡人なわけですから、そんな期待なんて持ってはダメなんです。
このブログでは何度も書いていますが、目の前の勉強に真剣にならないと、最終的な成績は上がってこないんです。
例えば、中1・中2で勉強をサボっていた子が中3で成績をグンと上げれるかどうか。
中1の文字式の計算、方程式の計算、比例・反比例、中2の連立方程式の計算、一次関数、そういう時期的にしっかりと理解しておかなければならないものがある中で、きちんと理解せずに中3まで上がってしまった子が、中3の内容を理解することはできません。
当たり前のことですが、数学はつながっているものであり、その都度問題演習をして、きっちり理解することが求められるのです。
英語も同様です。
be動詞、一般動詞の違いを理解しないものが、最終的に英語を理解して点数を上げることなどできるわけもないんです。
これは社会やら理科などの暗記科目でも同様です。
歴史にはつながりがあり、なぜそれが起こり、どうしてそういう結果になったのか、そういった流れが分からないものが、入試問題など解けるわけがないんです。
地理なら一つ一つの知識を覚えていけばなんとかなりそうですが、世界と日本とのつながりが分からないものには入試は解けないでしょうね。
理科に関しても、物理分野やら化学分野などのように、分野別につながりがありますから、継続的に勉強しておかないと分かるようにはならないのです。
中3で習う「イオン」などは、中1・2の理科の勉強がおろそかな子が理解するのは難しいでしょう。
これは、高校生になってからも続きます。
小学・中学と勉強を頑張らなかった子が、高校生になってから勉強ができるようになるわけがないんです。
もし、なれたとしても壮絶な努力が必要になるでしょう。
それこそ、毎日寝る間を惜しんで勉強するような心構えでないと達成はできないでしょうね。
このように勉強にはいわゆる裏技なんて存在しないんですよ。
一つ一つのことをきちんと勉強していって初めて、いろいろな点が線に変わっていくのです。
今までの知識が線になってつながっていかなければ、受験問題などは解けないでしょうね。
勉強をやらせるなら徹底的にやらせてくださいね。
毎日勉強するのは当たり前のことですからね。
それを子どもにさせないのは、親の責任だと言っても過言ではないですよ。
勉強で困らないようにしたいなら、中途半端に勉強させるのではなく、徹底的に勉強をやらせるようにしてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。