夏期講習19日目です。
基本的に勉強というのは、自分でやっていくものです。
わからないことが出てくる・・・やり方を調べて問題が解けるようにする・・・忘れないように反復して問題を解く・・・
こういう地道なことをコツコツとやって、やっとできるようになるものなのです。
では、授業はどんな意味があるのか。
復習の授業の場合、以前勉強してわからなかったという経験がないと意味はないでしょう。
授業を聞いて「なるほど・・・そういうことか」という感想が持てるかどうかは、その子自身が以前勉強したときに困っていないといけないのです。
つまり、以前勉強した内容を思い出し、その理解が今できたという状況を作ることが理想になるわけです。
勉強の経験がない子にとって、復習の授業だとしてもそれは初見の勉強となってしまいます。
初見の授業は、授業だけで成果を出すことは難しくなります。
そもそも初めてそのことを知るわけであり、そこから問題演習を繰り返さないと真の理解まではいけないからです。
これでは、せっかくの復習の授業なのに、予習の授業と同じ状況になってしまうのです。
予習の授業であれば、授業だけで理解させようとは思わないですからね。
その後の宿題やら確認テストやらで習熟度を高めていくわけですから、授業だけで何とかしようとは思わないんです。
では、なぜこんな話をしているかをお話しますね。
それは、講習というのはほとんどが復習の授業であり、いかに復習の授業をやったところで、以前勉強していない子には効果がないということなんです。
ほとんどの塾で、夏期講習を実施していますが、講習を受けたとしても成績が上がることがありません。
上がるのは今まで真面目に勉強を続けてきた子だけでしょうね。
成績が上がるのは勉強の経験をいかに重ねてきたかで決まってくるわけですからね。
講習さえ受ければ、劇的に成績が上がるということはありません。
そんな魔法みたいなことは、勉強においては起こらないんですよ。
結局、今まできちんと勉強したものが得をするようにできているんです。
講習でせっかく勉強したことは、その復習をしないと意味はありませんよ。
夏休みも残りわずかです。
中3生は早めに学校の宿題を終わらせて、講習の復習を開始しましょうね。
それが講習の効果を最大限に広げることになるわけですからね。
それでは、今日はこの辺で。