夏期講習18日目です。
中3生もかなりこの勉強生活に慣れてきましたね。
ただ、やはり学力に差が出てきています。
それなりに学力が高い子は、どんどん伸びている感じがありますが、そもそもの学力が低い子はなかなか伸びてきませんね。
これは学力の差ももちろんあるんですが、経験の差がでかいんですよね。
学力が低い子って、やっぱり勉強量が圧倒的に足りていないんですよ。
例えば、運動不足の人が、いきなりプロの練習に全力で参加するみたいなものなんです。
中3生が今やっている勉強は、ガチの受験勉強ですからね。
とにかく今まで習ってきたことの復習をかなりのハイペースでやってもらっているわけです。
塾のペースが異常に速いわけではないんですけどね。
学力がそれなりにある子は、普通についていきていますし、今までの卒業生たちもそこまで苦戦はしていませんしね。
しかし、今年度の子はかなりの苦戦を強いられていますね。
それだけ今までの勉強が不足しているのでしょう。
私が言っている勉強不足というのは、小学校からの話です。
中学校に上がってからの話ではないのです。
基本的に勉強の下地というのは、小学生時代に形成されます。
例えば、書いて練習することとかは、小学生時代に徹底しないといけません。
漢字練習やら、計算練習などは、小学校の宿題の定番です。
コツコツやらなければなんともならない勉強ですので、とにかく毎日少しずつやっていくしかないんです。
こうやって、少しずつ漢字を覚えていき、計算方法を習得していくのです。
もし、これを怠っていたとしたらどうなるか、このブログの読者の方ならわかると思います。
漢字の知識量は圧倒的に不足し、それにともなって読解力も下がっていきますので、国語の授業についていけなくなるでしょう。
計算ができなければ、数学の授業で置いていかれるでしょう。
授業中にまだ自分の計算が終わっていない状態で答え合わせが始まってしまえば、子どものやる気は激減していきます。
そして、解説も聞けなくなっていくので、理解はさらに遅くなるのです。
学力が低い子が勉強で苦労するというのは、こういう積み重ねがないからなんですよ。
では、どうやって、学力を上げるのか・・・
それはとにかく勉強量を増やすことです。
うちの塾では、朝9時から夕方4時まで自習してもらっていますが、学力が低い子はそれだけでも足りないんです。
夜も勉強するくらいの気持ちがなければ、追いつくことはできないでしょうね。
まぁ、意思が薄弱な子にそれを期待するのは大変ですが、高校に合格したいと考えるならそれだけの苦労をしないといけないのです。
そもそも本人が今まで勉強してこなかったのが悪いわけですしね。
ここで今までのツケを払ってもらわないとうまくはいかないんですよ。
夏期講習もあと少しです。
少しでも成果を出したいなら、中途半端な勉強をしていてはダメですよ。
それでは、今日はこの辺で。