春期講習4日目です。
毎日せっせと数学と英語を教えていると、改めて感じることがあります。
それは、小学校時代にきちんと勉強してきた子とそうでない子との差です。
すべての基礎は小学生の時期にあり、それを適当に過ごしてしまうと、後で取り返すことは難しくなります。
意外と思われるかもしれませんが、どれだけやる気のある子でも小学校時代に勉強していない子は勘が働かないのです。
特に高校の勉強で顕著に表れるのですが、数学なら算数の経験が、英語であっても幼少期の国語つまり日本語を学んだ経験が活きてきます。
どうしても小学校時代に経験値が乏しい子は、高校の内容が理解できないのです。
それは数学であっても英語であっても同様です。
もちろんその2教科以外であれば得意な教科もあるのですが、高校生にとっての主要教科であるその2教科で差ができるのは問題なのです。
どれだけ中学生・高校生になってやる気を出そうが、小学生で勉強をやってこなかったツケは大きくつきまとうのです。
なにせ一番知能が発達するのが小学生時代ですからね。
年をとるにつれ、知能の発達は遅れていきますからね。
早期に勉強を開始するというメリットは確かに存在するのだと思います。
とはいえ、過度な早期教育は弊害をもたらしますがね。
私自身は、小学4年生くらいから真面目に勉強するようになった覚えがありますが、それをしなかったら大変なことになっていたような気がします。
特に小4あたりから、公式やら法則やらを覚えることが多くなります。
その公式を覚えずに中学校の数学も、高校の数学も対応できるわけがないのです。
明らかに小学校の勉強をサボったせいで苦労することとなるわけです。
勉強をして上を目指すのであれば、やる気になるのを待っている場合ではないと思います。
小学校の勉強をおろそかにしたツケは大きいですよ。
願わくば小学生こそ勉強に勤しんでほしいですね。
それがいつか自分の助けになることがわかっているわけですからね。
ぜひ、小学生に勉強をさせてくださいね。
とはいえ、塾に入れればいいというわけではありません。
家庭学習を充実することが優先されますからね。
塾に入るのは家での勉強が習慣化してからでも遅くはありませんから。
それでは、今日はこの辺で。