長時間勉強しているのに、成績が上がらないと人はガッカリします。
それでもめげずに勉強を続けていると、自分の行動を振り返るようになります。
まだまだ勉強を続けると、人は最適の行動をとるようになるのです。
長年生徒を指導していると、こういう流れで変わっていく生徒を見かけます。
もちろん、途中で諦めたらそこで成長は止まってしまいます。
しかし、めげずに勉強を続けると、今までにない思考回路になっていくのです。
先日、とある生徒の行動を見ていました。
その子はまさに上記のような子です。
いくら勉強しても成績が上がらず、志望校までの道は遠いまんまです。
入塾から考えると、少しは成績を上げたものの、それでもまだまだ成長しないと高校へは通うことができません。
なぜ成長できないのか、それは自分に甘いからだけなんですが、その子は自分の好きな勉強しかしないのです。
人は苦手なものからは目をそらしがちですから、そうなる気持ちはわかります。
ただ、それでは、高校入試は突破できないんですよね。
私は節目節目でその子にアドバイスをしてきました。
しかし、何度アドバイスをしようがその子には届かないんです。
子どもって正論が通じないときがありますからね。
そういうことがあると分かってはいますが、それでも何度も声がけを続けるのです。
いつか届くことを願って・・・
そして、最近その子の行動に変化が現れ始めました。
自分でどうしたらいいのか考え始めたのです。
いくら勉強しても成果が出ないことにやっと気づいたのでしょう。
自分で気づけば、後は考えたことを実行するだけでいいはずです。
いつ成果が出るかは不透明ではありますが、考え続けることで徐々に成果は出てくるでしょう。
私が生徒をひたすら勉強させつづけているのは、こういう変化を期待しているからです。
勉強、つまり行動をすることで人は反省をし、進化をしていくのです。
逆に、いくらたっても一切勉強しない子には、変化は訪れません。
どんどん時間が過ぎていき、手遅れの状態になってしまうのです。
そのタイミングが高校生だった場合、もう挽回は難しいと思います。
あれだけあった膨大な時間を無為に過ごしてしまったわけですから、もう取り返しがきかないのです。
行動を開始するのはできるだけ早めがいいです。
理想は小学生のころがいいでしょうね。
そして、勉強に対してのプライドを育てていくのです。
一度、勉強に対してプライドが育てば、そう簡単に勉強を諦めることはありません。
ちょっとした挫折にも耐えられるだけの忍耐力を身につけることも可能になるのです。
このブログでも何度も言ってますが、「遅きに失する」ことのないようにしましょう。
何でも早めに始めたものが勝つように世の中はできているのですから。
それでは、今日はこの辺で。