今年度の茨城県の高校入試の倍率(変更前)が確定しましたね。
茨城県の教育委員会でも発表されています⇒茨城県公立高校倍率
さて、今年の倍率はどうなったでしょうか?
ちなみに、去年の倍率はこちら➡令和4年度
うちの塾近辺の高校のみ動向について語っていきますね。
◆鉾田一高
普通科 一般・・・定員202名 志願者180名 倍率0.89
特色・・・定員20名 志願者21名 倍率1.05
去年は最終的に2名の定員割れでした。
そして、現段階で今年は22名の定員割れとなりました。
今年から中高一貫校化の影響で1学級減となり、定員が240名から200名と変更になりました。
202名なのは転校する子などがいる影響でしょう。
志願先変更で微増するとは思いますが、定員割れなのは変わらないでしょうね。
年々、人気がなくなっている気がします。
まぁ、教え子を指導していても、あまり良い評判を聞きませんからね。
抜本的な改革をしないかぎりは、人気が戻ってくることはないでしょう。
◆鹿島高校
普通科 一般・・・定員202名 志願者264名 倍率1.31
特色・・・定員30名 志願者49名
去年は7名の定員割れでしたが、今年は一転して定員オーバーとなりました。
こちらも中高一貫校化の影響が出ていますね。
志願先変更で若干減るでしょうが、定員オーバーなのは変わらないと思います。
鹿島高校は波が大きいですね。
去年は定員割れだったのに、今年はこれだけ人気なんですから。
ただ、今年から進学校化を目指すと思うので、中身は変わるかもしれませんよ。
とはいえ、鉾田一高も進学校といってもそこまでの実績は出せていませんから、鹿島高校が変わるといっても、そこまで期待はできませんけどね。
変わるとしても、課題の量が増えるなどはあるかもしれません。
そもそも付属中学校から優秀な子が高校に上がってきますからね。
明らかに学習レベルが違う子たちが混ざるわけですから、どんな化学反応が起こるのか楽しみではありますね。
まぁ、学校が期待するのは、付属中上がりの子ばかりになるでしょうけどね。
◆麻生高校
普通科 一般・・・定員200名 志願者141名 倍率0.71
特色・・・定員30名 志願者24名 倍率0.80
去年は2名の定員オーバーでしたが、今年は例年通り定員割れですね。
鹿島高校が大幅な定員オーバーなので、数名志願先変更で増えそうです。
ま、それでも定員割れは変わらないでしょう。
麻生高校も進学校のはずなんですが、実績はどんどん下がっていますね。
まぁ、入学する生徒のレベルが下がっていけばこうなることは予想できますがね。
とはいえ、大学進学したいなら、頑張り次第でなんとかなるかもしれませんから、入学後はしっかりと頑張った方がいいでしょうね。
◆波崎高校
普通科 定員80名 志願者数58名 倍率0.73
機械科 定員40名 志願者数38名 倍率0.95
電気科 定員40名 志願者数25名 倍率0.63
工業情報科 定員40名 志願者数62名 倍率1.55
普通科は去年は2名の定員オーバーでしたが、今年は定員割れです。
この高校も波が激しいですね。
驚くべきは工業情報科が定員オーバーであることですね。
22名も定員オーバーなのは珍しいです。
さすがにこのまま推移はしないでしょうから、志願先変更で変動があるかもですね。
とはいえ、鹿島を除くすべての高校で二次募集が確定的ですから、このまま受験するのも手だと思いますよ。
◆波崎柳川高校 定員120名 志願者数57名 倍率0.48
例年通りですね。
いつまでこの高校は存在しているのでしょうか?
もうさすがに廃校でよいような気もしますが。
◆神栖高校 定員160名 志願者数132名 倍率0.83
去年に引き続き定員割れになりましたね。
もうこの高校で定員オーバーになることはないでしょうね。
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少子化に加えて、公立離れに拍車がかかりましたね。
どう考えてもキャパオーバーなので、廃校やら統合やらを進めた方が良いような気がしますね。
ここまで定員割れを続けてしまうと、高校受験に対する緊張感が薄れてしまうと思います。
頑張って勉強もせずに高校に進学してしまうのは、続く大学受験で不利になります。
なにせ、一生懸命頑張るという経験をしないまま高校生になるんですから。
受験は厳しいものであってほしい。
そうでないと、この地域の学力はますます低下してしまうことでしょう。
ここで歯止めをきかせないと、状況は最悪な状況になることは間違いないでしょうね。
ちなみに、倍率はまだ確定ではありません。
16日・17日が志願先変更があります。
今年はどの高校も二次募集をかけると思うので、志願先変更での変更はないでしょう。
鹿島高校志願の子は厳しい戦いになると思いますので、注意してくださいね。
それでは、今日はこの辺で。