冬期講習9日目です。
塾講師として働いていてつくづく思うのは、勉強では一発逆転はありえないってことなんです。
今まで努力してきたものだけが、最後に栄光をつかむのであり、受験間際にがんばったところでそれだけで合格できるものではありません。
残念ながら、運良く合格できたとて、その後の生活が苦しくなるだけです。
例えば、自分の成績よりも高めの高校に受かったとします。
ギリギリ滑り込みセーフという形で合格を勝ち取ったとします。
たまたま受験でうまくいっただけで、そもそもがその高校に釣り合っていないわけです。
そういう状況で高校進学できたとしても、待っているのは地獄です。
それなりのレベルの高校となると、授業ペースが速いです。
そして、その難易度も高めとなっています。
教科書すらレベルの高いものが採用されており、普通の高校とは何もかもが違うのです。
もちろん、これは授業の質だけにとどまりません。
その高校に在籍している子の多くが、自分よりも上の成績をとっているのです。
そういう子たちは授業に楽々ついていけるでしょう。
そもそもが頭のつくりが違うわけですから、周りの子たちとの話の内容もずれていくことでしょう。
テスト後の会話もレベルの高いものとなってくるわけです。
「あの問題楽勝だったよね?でも、この問題ムズくなかった?」
「あぁ、その問題って先生が言ってたけど、○○大学の問題らしいよ!」
「そうなんだ!!道理で難しいわけだ。まぁ、途中までは解けたんだけどね」
まぁ、これはあくまでも私の想像の話ではあるんですが、レベルの高い子にとって、大学入試の問題も解けるレベルをもっているわけです。
そんなテストに全く太刀打ちできなかった子が、そんな中で劣等感を持たないわけがありません。
だからこそ、高校に合格するのなら、ギリギリではなく余裕で合格するべきなのです。
その高校で最初から上位にいられるような学力をもって受験するべきなのです。
勉強は努力を継続したものが勝つようにできています。
後で自分の進路をあきらめることがないように、今は目の前の勉強に集中しましょう。
それでは、今日はこの辺で。