どれだけ高尚な授業を受けようが、どれだけ優秀な講師に授業されようが、本人が勉強しないことには成績は上がることはありません。
大事なことは授業ではなく、勉強する習慣なのであり、それができなければ塾に入れても意味はありません。
もちろん、その塾きっかけでしっかりと勉強するようになればいいのですが、授業しかやらない塾では同様に意味はないでしょう。
たまに授業だけでも成果を出す子はいますが、それはその子の能力が高いだけです。
その子のようになりたいと同じ塾に通っても、同じ成果が出せるかは不明です。
では、勉強を習慣化するためにはどうすればいいのか。
それは、保護者の強制力が必要になります。
家でのルールを徹底することが大事なのです。
どんな家庭も、自分の子が勉強しないことに頭を悩ませています。
しかし、それは自然なことなのです。
今まで放置するだけ放置していたのに、いきなり中学生になった当たりで「勉強しなさい」と言ったところで言うことを聞く子はいないのです。
もし、勉強を習慣化したいなら、小学生のうちにやっておくべきでしょう。
自分の家では、勉強するのが当たり前なんだとしておけば、中学生になろうが、高校生になろうが勉強は継続してくれるでしょう。
できるかぎり早いうちに家の方針を決めておけば、その子はその方針にそって動いてくれるようになるのです。
そして、小学生くらいから勉強するのが当たり前の状態になれば、その惰性で中高は勉強してくれるようにはなるでしょう。
問題なのは、勉強しなくてもいいという状況を作り出してしまうことなんです。
子どもがそれに慣れてしまうと、勉強させようと思って勉強させることができないとなってしまいます。
塾の授業でも学校の授業でも、それを聞いてから学校のワークなり問題集なりを解かないと成果は出てこないでしょう。
習いっぱなしにしていても、せっかくの知識は泡のごとく消えていきます。
そして、授業が終わったらすぐに復習をするのも大事になります。
人の知識は一日で約70%は忘れてしまうのだそうです。
かの有名なエビングハウスの忘却曲線では、そのように言っています。
授業を習ったら習いっぱなしにはせず、即座に復習する・・・
しかも、何度も問題を解き、しっかりとその知識を頭に定着するようにする・・・
これが正しい勉強方法なのです。
せっかく通っている塾なんですから、その成果を出すかどうかは本人の行動にかかっているんですよ。
ムダにするかどうかは自分次第ですからね。
しっかりと勉強の習慣を身につけて有意義な塾ライフを送ってほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。