勉強方法がわからない子は多いですね。
まぁそれは何も考えずに勉強してきたからなんですが、そもそも点数を上げる想定で動いていないんです。
「2時間勉強をやれ」と言われて行動し、勉強が終わったら自由時間・・・
このときの勉強をするってのが、自由時間を得るためにやっていることになってしまっているんですよ。
そうではなくて、点数を上げるために行動しているなら、2時間という制限をかけられたとしても、それ以上に勉強することも出てくるんです。
なにせ勉強しているのは点数を上げるためなんですから、2時間で足りないとなればそれこそ寝る時間まで勉強に集中してしまうんです。
点数を上げるために勉強するなら、勉強方法も変わってくるんです。
最近、丸付けをしない子というのが増えていますが、それって勉強方法がわかっていないだけなんですよね。
テストで点数をとるためには、普段の勉強で丸がつかないとダメなんです。
丸がつくまで何度もチャレンジし、理解を深めていく・・・ってのが正解なんです。
丸付けをしなければ、自分ができないことが何なのかがわかりません。
そして、仮に丸付けはできていたとしても、赤ペンで答えを写しているだけではできるようにならないでしょう。
間違った問題はもう一度解き直しをしないといけないのです。
できないことをできるようにするのが勉強の本懐なわけですから、誰に言われなくても自分で行動しないといけないのです。
塾は勉強のやり方を指導します。
しかし、そのやり方の意味を理解しないと、成果は出せないでしょう。
勉強のやり方には一つ一つ意味があります。
例えば、先ほどの繰り返し解くにも意味があったわけです。
他のやり方にだって、きちんと意味が存在しているんですよ。
本来なら自らが勉強しながら、その理由を考えてその本質を理解しないといけません。
しかし、残念ながら、勉強をこれまでしてこなかった子の発想は貧困なので、そこまでのレベルには至らないんですよね。
勉強ができるようになるためには、ひたすら勉強するしかないのですが、その目的を誤ってはいけません。
あくまでも点数をとるために、勉強をしているのです。
なぜそこまで点数にこだわるのかというと、人の努力は点数にしか表れないからです。
どれだけ努力していても、点数が低かったら努力が足りないと誤解されます。
これって悲しいことですよね?
努力が必ず報われるわけではないですが、それでもせっかく頑張ったのなら報われてほしいですよね。
点数にこだわることは、自分の努力を正当に評価してもらえることにつながるんですよ。
勉強はシンプルではありますが、奥が深いです。
がむしゃらに何も考えずに勉強することも時には必要ですが、成果をあげるためにどうやって勉強すればいいのかを考えるのも、確かに必要なことなんですよ。
何のためにその勉強をしているのか・・・しっかりと考えられる子に育ってほしいものです。
それでは、今日はこの辺で。