先日の話です。
とある生徒から、ここの英語の訳がわかりませんと相談を受けました。
そのときのやりとりです。
私「自分でやってみたの?」
生徒「いや、わからないのでやってないです。」
私「はぁ?全く自分でやってないのに聞いてきたの?」
生徒「はい・・・」
私「まずは、自分でやってこい。できないところがあれば教えるから。」
生徒「わかりました」
この生徒の実力を知った上でのやりとりではありますが、まず自分で挑戦しもしないで何でも聞けばいいと思うのはいけないことです。
そもそも、教科書の英単語は英単語用のファイルで確認すれば、ほとんどが載っています。
それを確認しながら日本語訳すればできるはずなんです。
少々時間が経った後、その子の取り組みを確認しに行ったら、ほとんど自力で訳せていました。
私がやったのは、細かい確認のみです。
その子は自力でできるにも関わらず、私に丸投げしてきたんですよ。
これでは、自力で勉強することは一生できないでしょう。
もちろん能力が足りずにできないというのであれば話は違います。
そういう子にはある程度の能力が育つまでは鍛える必要がありますから。
しかし、学力がある程度身についているのにできないと決めつけているのは問題なんですよ。
これでは、何も成し遂げることができなくなります。
人は「できない」と思い込むことによって能力が制限されてしまうんです。
逆に「自分なら何でもできる」と思って、いろいろなことに取り組むことと案外うまくいってしまうものなんです。
あまり自意識過剰なのも考えものですけどね。
しかし、人は制限をかけなければ何でもできるんじゃないかと私は思うんです。
ことに勉強に関しては、何でも努力次第で成し遂げることができるでしょう。
問題なのは失敗を恐れて行動しないことなんです。
行動しなければ何も起こりませんし、成長もありません。
むしろ失敗をすることが大事なんです。
私はアドバイスの中で、生徒に「まずはやってみろ。失敗したらそのとき考えろ。」と言っています。
どうなるかわからないことを、いじいじ考えても何も進展はないんです。
であれば、「えいや!!」と行動してみればいいんですよ。
別にこれは子どもたちだけの話ではありません。
我々大人もこういう姿勢であるべきなんですよ。
子どもの成績を上げてもらいたいと思っているなら、子どもに勉強させましょうよ。
嫌われるかもしれないなんて考えて二の足を踏んでいる場合ではないですよ。
親の行動で子どもが変わるなら、親はすぐにでも行動すべきなんです。
やらない後悔よりもやった後悔の方がいいということは、どんな大人にも分かっていることです。
その子の子育ては一発勝負です。
やり直しはきかないんですから、行動してどんどん改良していきましょうね。
それでは、今日はこの辺で。