進学校の先生たちは、ことさらに丁寧に教えようとはしません。
なんなら、「ここは説明しなくても良いよな」といい説明すらしないときがあります。
そして「ここからここまでは自分でやっておいて!」ともう教えない宣言までします。
これって不親切だと思いますか?
せっかく高校通わせてんのに、教えないってどういうこと!!って思っちゃいますか?
他にも、「模試のやり直しは受けたその日にやれ!!」と指示しますが、どんな風にやればいいかはアドバイスしません。
まぁ、勝手にやれってことなんですよね。
このとき、あなたはせっかく進学校に通わせてんだから、勉強のアドバイスくらいしなさいよと思っちゃいますかね?
進学校の先生方はよくわかっているんですよ。
授業しない方が、そして細かく指示しない方が成績が伸びるということを。
今まで何千人と教えてきた生徒の中で、優秀な生徒がどうだったのかを知っているんですよ。
進学校の先生はあまり生徒に手をかけることをしません。
これは高校の先生だからというわけではないですよ。
進学校ではない高校だと、学校の先生は細かく指示しますからね。
目の前にいる子たちが自分で考えることができない生徒だと分かっているからこそ、細かい指示をしなくていけないんですよ。
一方で進学校の先生は生徒の力をある程度は信じています。
ここまでなら自分たちでできるだろうと、進学校の先生は期待しているんですよ。
塾でもそうですが、「勉強をしろ」と言われてから行動する子は、そんなに成績を伸ばすことができません。
それよりも、私の指示通りの行動は当たり前にできて、それに加えて自分なりに行動している子が成績を伸ばすんです。
例えば、私は毎週宿題を出します。
その宿題をただやってくる子は凡人でしかありません。
しかし、その宿題を完璧になるまで繰り返してきた子は、秀才になる可能性があるんですよ。
しかも、宿題だけでなく、しっかりと家庭学習もやっているし、自分で思いついて良いと思うことを率先してやっている子・・・そういう子はもう天才でしょうね。
結局は、言われたから動いているのではなく、自分の意思で行動する子が尊いんですよ。
進学校に通って、優秀な生徒の中でもとびきり頭の良い子というのは、先生に信頼される存在です。
なぜなら、このトップクラスの子たちがその進学校の評判を支えているからです。
その子たちが崩れ始めたとき、その進学校の合格実績は下がり、評判は落ちていきますからね。
進学校に通う以上、指示待ちではダメですよ。
とにかく攻めの気持ちで、進学校の先生の期待に応えていきましょう。
そういう動きができる子だけが、進学校の上位層にいけるのですから。
それでは、今日はこの辺で。