最近の生徒の多くが活字に慣れていません。
スマホが普及してから、子どもの活字離れはどんどん進んでいます。
活字離れが進めば、国語力が下がっていくのは自然なことです。
子どもの多くが国語が苦手になってきているといえるでしょう。
そもそも国語は私たちの母語です。
その母語ですらわからなくなってしまえば、他の言語などわかるわけもありません。
そして、日本語がわからないということは、文章を読解できないことにつながるのです。
それは、教科書が読めない、参考書が読めないということにつながります。
そうなると、自分で勉強することはできなくなっていくわけです。
自分で勉強するということができないということは、塾や予備校などの教育機関に頼らないといけなくなるということになります。
口頭で説明されないとわからない、映像じゃないとわからない・・・となるんです。
なにせ教科書を読んでも何が書いてあるかわからないわけですからね。
自分で復習しようとしても、じっくりと教科書が読めないわけですから、どうやったって復習にならないわけです。
復習ができないということは、受験勉強もできないということになります。
高校入試も大学入試も、今まで習ってきたことの復習をするのがメインの動きなわけです。
それができないとなると、受験も失敗してしまうということになりますね。
ちなみに、国語の読解問題を解くのってどうやるかわかります?
文章全体を読むことなく、問題と文章を照らし合わせて答えをさがす教科・・・
そうではないですよね?
最初に読解の文章全体を読んで、それなりに理解してから問題を見て、問題に答えるというのが流れですよね。
国語の解答はすべて文章に書かれているわけですが、その文章を理解しないで問題だけを解こうとしたって解けるわけもないんです。
しかし、多くの子が文章を読まないんです。
国語の解き方としては最悪なやり方を実践しているわけです。
そりゃ国語の点数だって上がらないわけですよ。
文章が読めない子は成績が伸びない・・・
これは事実です。
であれば、頑張って文章を読む努力をしないといけないんですよ。
ちなみに、うちの塾では中学生に毎週「なべ塾だより」なるものを配布しています。
まぁ、今週の一言やお知らせなどが書いてある、いわゆる学校の学級便りみたいなものなんですけどね。
生徒への連絡を忘れないようにと、毎週作成して配布しているわけです。
しかし、それすら読まない子がいるわけです。
B5程度の量なのに読む気がないのってマズくないでしょうかね?
きっとそういう子は学校の便りなども読まないんじゃないでしょうか。
大事なお知らせというのは、まだまだ文書で提示されます。
文書にすることで、その伝えもれを防ごうとしているのです。
文書で提示されている以上、その文書を読まないのが悪いと言うことになります。
社会がそういう動きなのに、子どものうちから文書も読めないようでは話になりません。
契約書も説明書もすべて文書です。
世の中のルールを理解するためには文章の読解は必須なんですよ。
それでは、今日はこの辺で。