夏期講習7日目です。
塾業界にどっぷり浸かっていると、生徒の程度を見極められる目が育ちます。
そんな目で見てしまえば、生徒の程度などすぐに分かるんです。
たとえその学校で上位にいたとしても、勉強の基礎ができていないことなんてよくあるのでね。
まぁ、こんな片田舎の学校で上位にいたとしても、そんなこと意味がないんですよ。
もし、有名大学に進学したいとなれば、相手は全国の猛者どもですからね。
そういう子たちは、ここみたいに温い環境で戦っていないわけです。
それこそ、能力的にピカイチな子たちの中で切磋琢磨して頑張っているんですよね。
上位に立とうと思っても、そんなに簡単には勝たせてくれない子ばかりなんですよ。
逆に言えば、そんな環境で戦っている子たちに勝てるだけのポテンシャルがなければ、有名大学の合格は勝ち取れないわけです。
私は、何人も夢破れた子どもたちを見てきましたが、その子たちの共通の失敗は自己評価が高すぎたということです。
学校で上位だから、このくらいの大学には行けるだろう・・・
自分の言っている高校は偏差値60のところだから、きっと大学も偏差値60のところにいけるだろう・・・
自分が置かれている環境に関して無知であるからこそ、出てくる発想なんですよね、コレ。
こんなこと思っていては、大学受験戦争に勝てるわけもないんです。
私は言い方は悪いですが、夢破れた屍を見てきたんです。
だからこそ、甘いことは言いません。
現実は厳しいのですから、そんな簡単には「合格できますよ」なんて言いません。
世の塾では入塾面談で「きっと合格できますよ!頑張りましょう」と言ってくれることでしょう。
そして、塾を入れる側も合格できると言ってくれる塾に入れたいのでしょう?
厳しいことを言ってくるのは誰でも嫌ですからね。
ただ、「合格できる」といってくれたのに、全くといっていいほど成績が上がらないなんてことはざらにありますからね。
身の程を知ることから始めましょう。
自分は大したことがないと認めましょう。
そして、本当に有名大学に進学したいと考えるなら、学校でぶっちぎりの一位を目指しましょう。
この田舎では、ぶっちぎりの一位になれなきゃ、全国の猛者には太刀打ちできませんよ。
さて、もうそろそろ7月が終わります。
高3にとっても、中3にとっても、受験の夏が本格化します。
8月に爆発的に勉強するためにも、意識を再度引き締めて、全力で勉強していきましょう。
それでは、今日はこの辺で。