春期講習2日目です。
うちの講習は復習よりも予習を重点的に行っています。
それは、4月からのスタートダッシュに活かしてほしいからです。
基本的にどんな人でも、知っていることを習うのは気が楽です。
塾で予習をしてしまえば、たとえしっかりと覚えていなかったとしても、学校の授業で聞くのは二度目ということになります。
「あ~聞いたことがある・・・」
この反応が大事なんです。
人は聞いたことがある内容は、「知っているよ」と思いながら聞くことができます。
一度聞いたことなら、構えることなく授業を聞くことができますよね。
そうすることで、勉強に対する一定の抵抗感を和らげることができるのです。
特に新中1生ならなおさらです。
中学校では何を習うか分からないわけですから、めちゃくちゃ緊張した状態で授業を聞かないといけません。
そして、一度でも「わからない」という状態になってしまえば、その教科が嫌いになってしまうでしょう。
一度でも「嫌い」になってしまうと、自分から理解しようとする気持ちはなくなっていきます。
最初からその状態になってしまうと、どれだけ授業を聞いても「わからない」状況が続いてしまうんです。
実は勉強というのは最初が肝心なんです。
最初の段階で「わからない」が多くなってしまうと、勉強についていくことはできなくなります。
だから、私は学校に慣れてから塾に入れるのを反対しているのです。
子どもがわからなくなるのをできる限り防ぐためには、なるべく予習をしてあげることが大事なんだと思います。
きちんと知識を記憶するのは、定期テストの勉強のときで構わないのです。
それまでは、まずは理解することを優先した方が良いと思います。
うちの子たちは、もう知っているという状況で学校の授業に臨むことができます。
それはこの春休みに勉強を頑張ったものだけがもらえる特典なんだと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。