塾に入って間もない生徒が定期テストの結果を持ってきました。
今回の定期テストで5教科合計で141点も点数を上げ、68人も抜くことができました。
ただ、塾で勉強するようになっただけです。
ちなみに、今回、もっとも成績を上げたのは理科と社会です。
この2教科は塾の授業では指導していません。
完全に自分の力で点数を上げてきたのです。
塾が行ったのは勉強時間の管理と勉強方法の提案だけです。
本人が頑張ったからこそ、点数を上げてきたんです。
ま、もちろん本人の能力が高かったからと言われればそうなんでしょうけどね。
ただ、きちんとしたやり方できちんと勉強すれば点数って上がるんですよ。
ここまでスゴイ成果はなかなかないですけどね。
こういう結果から分かるように、単純にテストの結果を低いのは勉強していないだけなんです。
であれば、家できちんと勉強させれば成績は上がるんです。
親の力で子どもを導いてしまえばそれだけで成績は上げられるんですよ。
じゃあ、塾は何のためにあるのか。
それは、親の代わりに勉強をやらせるためにあるんです。
教えるだけが仕事ではないんですよ。
ま、世間には授業しかしない塾はたくさんありますけどね。
そういう塾に通っていて成績が上がるのは一部の子なんでしょうね。
それこそ、「塾に通っていて成績が上がるのは3割」という状況なんでしょう。
ちなみに、この格言は塾業界では結構有名なものです。
大半の塾は3割の生徒しか成績を上げられていないんですよ。
塾に通わせていても成績が上がらないのであれば、家での勉強時間を増やして下さい。
塾を変えるのは簡単ですが、塾を変えたとて家庭学習時間が増えないことには成績は上がりませんよ。
大事なことは家でいかに勉強させるかです。
どれだけわがまま言おうがお構いなしに、子どもに勉強をやらせるんです。
毎日2時間の家庭学習をスマホを近くに置かない状況で勉強をさせるんです。
最初は親の目の届くところで勉強させましょう。
部屋で勉強できるのは勉強上級者だけですので。
とりあえずテストまでは毎日勉強させてみてください。
それで成果が出れば、塾なんて通わなくても大丈夫です。
なぜなら、人は一度成功体験をすれば、それをもう一度味わいたいと思うからです。
そうなって初めて人はもっと勉強しようと前向きになるんでしょう。
もちろん、そのときはちゃんと努力を認めて上げて下さいね。
もし、それでも塾に通わせたいと願うなら、もっと高みを目指すことを目標にしてください。
勉強をしない子を勉強させるのは塾でなくてもできるはずです。
むしろそれって塾の仕事ではなくて親の仕事だと思いますよ。
親がやらなきゃいけない仕事は多いですからね。
ちなみに、成績が良い子の多くは親の躾けがしっかりとできています。
子どもも親の言うことを聞くことを良しとしているからこそ、言うことを聞くのですから。
ぜひ家で実践してみて下さい。
塾に入れるのはその後でもいいと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。