中学生に必ず高校に合格させるためには、少々脅しが必要です。
最初によく言うのは「このままだと高校受からんよ」という言葉です。
実際に、このまま勉強をしないで過ごしていれば高校は受からないでしょう。
だからこそ、現実を知ってもらうべく、きつめのアドバイスをします。
そして、順調に成績を伸ばし、このままだと大丈夫だろうというところまで育ったら、次はこう言います。
「このままだと高校行っても通用しないよ」と。
特に進学校を希望している子は、高校に入ることが目的ではありませんからね。
大学まで視野に入れて指導するなら、高校で通用するまで育てないと意味がないのです。
というふうに、少々脅しながら生徒を育てていると、受験間近で余裕で合格の状態まで育てることができるのです。
実際、今年の中3生は優秀な子が多く、私の言うことを良く聞く子も多いので、受験間近の今ではほとんどの子が余裕で合格できるでしょう。
とはいえ、そんなことは生徒自身はわかりません。
生徒本人は普通に合格できるかが心配なわけです。
私はいろいろな生徒を見てきましたので、合格できるかどうかが見えますが、中学生にそれが見えるわけもないんですよね。
だからこそ、必要以上に心配になってしまう子がいるのです。
今日もB判定をとっているのに、志望校を変えようか迷っている子がいました。
B判定ならほぼ合格できますし、その子の実力は志望している子の中で上位に位置しているのです。
そもそも心配する必要なんてないんですよ。
他にも、合格できるか心配で「どうせ私なんか・・・」っていうのが口癖の子がいます。
その子だってB判定なんですから、もっと自信をもっていいんです。
ま、ここまで卑屈になってしまうのは、ある意味私が脅しすぎたからかもしれません。
ただ、楽観視するよりは、よっぽどこちらの方がいいでしょう。
合格できるか不安なら、ギリギリまで手を抜かずに頑張ることでしょう。
受験において油断は大敵ですからね。
そして、本番で100%の実力を出せる子も少ないですからね。
受験当日まで油断せずに頑張ってほしいですね。
そうすることで確実に高校に合格できると思いますから。
それでは、今日はこの辺で。