中3生は三者面談で、もうそろそろ志望校を決定するように言われていることでしょう。
すでに志望校が決まっているなら問題はないのですが、もし決まっていないなら次のことを試してから決めてほしいと思います。
それは、高校のHPなどから「大学の合格実績」を見ることです。
大学進学まで視野に入れて高校に進学するというのなら、その進学実績は見ておくべきです。
もし、行きたい大学が決まっているならなおさらです。
受験をする予定の高校で本当にその大学に進学できるのかは、進学実績を見れば判明するのです。
見るポイントは二つです。
一つ目は、自分の行きたい大学の名前があるかどうかです。
進学実績にその大学の名前があるのなら、その高校からその大学に進学した生徒がいるということになります。
であれば、高校で勉強を頑張りさえすれば、その大学に進学する可能性はあるのです。
しかし、1名くらいしかいない場合は注意です。
その志望校が偏差値の高い大学で、1名程度しか受かっていないのなら、その高校でトップクラスにいる必要があるわけです。
合格実績の人数で、上位何位までに入らないといけないかは想定できると思います。
例えば、鉾田一高で国公立大学に進学しているのが40名ほどいる場合は、国公立大学に進学するためには、最低でも40位以内には入っていないと厳しいことになります。
そして、二つめのポイントは自分の行きたい大学と同程度の大学に進学している生徒がいるかどうかです。
たまたま自分の行きたい大学に進学している生徒がいない可能性もあるので、自分の行きたい大学がないからダメというのは間違いです。
同程度の大学に進学しているなら、自分の行きたい大学に行ける可能性は残っているのです。
もちろん、ここでも人数は大事になります。
その高校でどの程度の順位をとらないといけないのかは、その人数が教えてくれるのです。
もちろん、進学実績がなくとも、頑張り次第で自分の行きたい大学には行けるでしょう。
しかし、あくまでもそれは例外的ですので、自分がそれを実現できるかどうかは可能性的に厳しいでしょう。
大学受験はその高校の授業レベルによって左右されます。
すべてを独学で勉強するのであれば、高校は関係ありませんが、そんなことはどだい無理な話です。
むしろそこまでの意思があるのなら、中学時代に勉強を頑張ってできるかぎり良い高校に進学するべきなのです。
高校受験は大学受験よりも圧倒的に簡単ですからね。
大学の進学まで考えているのなら、できるかぎり良い環境に身を置くのは当たり前だと思います。
大学に進学することまで視野に入れているのなら、高校選びは大事ですよ。
ちなみに受験まではまだ3ヶ月以上はあります。
頑張り次第でいくらでも成績を上げることはできますので、夢を諦めずに頑張ってはいかがでしょうか。
なお、公立の志望校を決定するのは、1月いっぱいまでです。
まだ冬休みもありますから、成績を上げるチャンスは十分残っていますよ。
早計にレベルのあった高校に進学しようとせず、自分の夢に近づくためにもできるだけ高めの高校に進学しませんか。
それでは、今日はこの辺で。