塾の模試や、学校の実力テストには難問が出てきます。
いかに初見で考えられるのかが問われているわけですが、そもそも基本ができていないと解けるわけもないのです。
基本というのは、基本事項の暗記を言っているのではありません。
そうではなくて、基本原理を知っているかどうかなのです。
例えば、数学の公式はなぜそうなっているのか?だったり、理科のある現象はなぜそうなっているのかだったり・・・
ただ、言葉だけを覚えていても難問を解くことはできないのです。
では、そういう原理を知りたかったらどうすればいいのか。
それは、学校の先生やら塾の先生の説明をよく聞いて理解する必要があります。
もしくは、教科書を読み込み、1つ1つを理解していくのです。
ちなみに、教科書は数学の公式の原理や、理科の現象の原理がしっかりと書いてあります。
それなりに根気と読解力が必要にはなりますが、別に塾に通っていなくても教科書だけあれば、原理を理解することは可能なんです。
教科書を読みたくないのであれば、学校の先生の授業をきちんと聞きましょう。
もし、学校の先生の説明がわからないなら、塾に通うことも検討に入れないと行けませんね。
ただ、自分で理解する力がなければ、今後必ず勉強はできなくなります。
塾に通っても通わなくても、自分で理解しようとする姿勢は大事ですよ。
そうして、基本が身についてきたら、ようやく難問を解ける権利が与えられます。
残念ながら、基本が身についたからといって、すぐに難問が解けるようになるとはなりません。
難問にも一定の規則がありますので、数多くの難問を解き、その傾向をつかまなくてはいけないのです。
つまり、難問は難問で練習しないと解けるようにならないんですよ。
ちなみに、難問というのは、能力が乏しい者が「難しい」と感じる問題のことであり、難問に慣れてしまえば「難しい」とは感じなくなります。
そうなれば、難問は難問ではなくなるんですよ。
理想はそこまで自分を高める必要があるのです。
なぜなら、講師である私は、生徒の難問を「難しい」とは感じていないわけです。
もちろん先生なのだから、そうでないといけないわけですが、これは私にとびきりの才能があるわけではないのです。
何年も講師を続けていれば、一通りの難問に触れているのです。
ということは、経験を積めば積むほど、問題は易しく感じるようになるんです。
難問を解けるようになりたいなら、いつか難問ばかりに手を出さなくてはいけません。
難問の練習を重ねることで、難問を「難しい」と感じなくなればいいのです。
そのためにもまずは基本を完璧にしていきましょう。
難問に挑戦するのはそれからでも遅くはないですよ。
それでは、今日はこの辺で。