スポーツでもそうですが、どれだけ上手にそのスポーツができる人でも一定期間やらなくなればブランクを生じることとなり、現役と同じようにはできないでしょう。
言語もそうですが、どれだけ英語をマスターしても話さない期間が長くなれば、どんどん話せなくなります。
これは勉強も当てはまります。
勉強も全然やらないと、どんどんできなくなってくるんですよ。
そもそも勉強をやったことがない子というのは、勉強の基本が身についていません。
勉強の経験がないからか、全体的に書くのが遅いんです。
だから、人よりも1つのことをやるのに時間がかかってしまうんです。
ある子が1時間で終わることが、勉強の経験が不足している子は2時間かかってしまうんです。
どれだけ根気がある人もその状態が続いてしまうと、心が折れます。
自分には才能がないんだと匙を投げてしまうことでしょう。
しかし、あくまでも勉強の経験がないだけなんです。
毎日のように勉強していけば、書くのが速くなります。
書くのが速くなれば、時間内にできることが増えていきます。
最初はなかなか速くならないので、心が疲れてしまいますが、それを乗り越えてしまえばだんだん成長することができるんです。
実際にそういう子が塾にいます。
塾に入るまで全くといっていいほど勉強してこなかった子です。
まぁ、見事に書くのが遅いんです。
しかし、徐々にですが速くなってきていますよ。
急激に成長しているわけではないので、小さな変化ではありますが、着実に成長している感があります。
これが3ヶ月続けていけば、人並みの速さを身につけることもできると思います。
長い道のりではありますが、必ずそこまで成長はできるのです。
ちなみに、成績が上がるかどうかはまだまだ先の話です。
人並みの勉強ができて初めて成績が伸びるかどうかになるのです。
今まで勉強をしてこなかった子は、塾に入ってもすぐに成績があがるわけではないんです。
そもそも基本的な勉強方法が身についていないんですからね。
塾に入ったらまずは勉強方法を身につけ、勉強習慣を身につけましょう。
それを根気よく続けていけば、徐々に成績に変化が現われるでしょう。
才能うんぬんを語るのは、その子の勉強の基本が身について努力を重ねたあとですることとしましょう。
そこまで行かないと、才能のせいにはできないですからね。
それでは、今日はこの辺で。