昨日の授業なんですが、とある新中3生が3人いっしょになった時間帯がありました。
奇しくも、理科と社会の授業の一発目でした。
うちは個別指導塾なので、基本的には個別で授業を行っているのですけど、3人同時に同じことを教えなきゃいけないので、急遽、グループ指導をすることとしました。
私がホワイトボードで要点をまとめて授業をし、生徒3人に問題を解いてもらいます。
その間、私は机間巡視を行い、問題でつまずいている子にアドバイスを行います。
ある意味、集団授業と個別指導をミックスした形で授業を行ったのです。
ただ、今回の子達は成績がバラバラな子達でした。
当然、問題を解くペースも異なるだろうと思っていたのですが、なんと三人とも問題を解き終わるのが同じだったのです。
違いといったら、アドバイスの回数くらいです。
優秀な子にはほとんどアドバイスはいりませんが、他の子にはアドバイスを必要だったというくらいです。
そういう条件下ではありますが、同じ量の問題をそつなくこなしてくれたのです。
能力が異なると、どうしても問題を解くペースが変わってきてしまうのです。
それが、ほぼ同時に問題を解き終えることができたのにびっくりしました。
なぜ、そこまでびっくりしているのかというと、その中の一人の子は入塾当初問題を解くのが極端に遅い子だったからです。
半年くらい前でしょうか?
同じようなグループ指導を行ったことがあるのですが、そのとき、その子は他の子よりも明らかに解くのが遅かったのです。
それが半年足らずでここまで成長してくれたことに驚きました。
今まで塾で努力してきた成果がこういう形でも現われてきているのです。
ちなみに、この子は先日の定期テストで初めて5教科合計400点を超えました。
やはり、勉強の蓄積は人を成長させるのだと証明してくれましたね。
この子の今後の成長が今から楽しみです。
それでは、今日はこの辺で。