うちの塾生のほとんどが、入塾後、成績を上げることになります。
それは、うちの塾のシステムが成績を上げるためのものとして特化しているからです。
最低限の勉強の才能さえあれば、長時間勉強するだけで成績を上げるのは容易なんです。
しかし、それはあくまでうちの塾のやり方を模倣しているだけです。
それを繰り返せば成績は上がるのだけど、それではいずれ成績は伸びなくなっていきます。
なぜなら、塾のやり方というのは、成績を上げるために必要な最低限のことだからです。
一通り成績の上げ方がわかったら、ここからは自分の可能性をさらに広げるように行動しなくていけません。
勉強の時期や、勉強の効率、勉強の組み立てに、日々の勉強スケジュール、そして勉強の最終目標・・・決めなければいけないことは山ほどあるのです。
本来、それを決めていくのは自分でなければいけません。
決めたら後は、強い意志でそれを進めていけばいいのです。
しかし、塾にどっぷりはまってしまうとそれができなくなってしまうのです。
なぜそのようになってしまうかというと、ある程度まで成績がとれたら満足してしまうからです。
その子がここまででいいやと思ってしまえば、それ以上を望まなくなります。
そうすると、成長自体も止まってしまうのです。
残念ながら子どもだけで決めた目標というのは、低い次元で終わってしまう可能性があります。
しかし、親子で決めた目標は、そうはいかないと思います。
最終的にどうなりたいのかを、うまく親が誘導してあげることで、子どもはさらなる目標を持つようになるかもしれないのです。
大人である親が将来を見据えて、子どもと目標を決めていくのです。
どうやって決めればいいのかは、保護者本人が考えて下さいね。
自分の半生を振り返れば、おのずと目標の決め方は分かると思います。
自らが考えて行動するようになるためには、明確な目標がどうしても必要だと思います。
漠然と毎日を過ごしていても、自分の中で意識改革が起こらないかぎり、自ら動き出すことはないと思うのです。
親がずっと子どもに寄り添う必要はありません。
目標が決まってしまえば、後は背中を押して終わりでいいのです。
ただ、それを早めに行うことが肝要だと思います。
コロナで大変な時代ではありますが、将来のことを考える機会としては悪くないかもしれません。
時代がどうなろうがビクともしない強い人間を作るためには、教育が何より必要になってくると思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。