生徒を指導していて気づくことがあります。
それは、生徒自身が成績をあげるために全力を尽くしていないことです。
ほとんどの子が成績を上げようと努力していないのです。
それはこちらとの温度差によって顕著に現れます。
こちらは全力で指導します。
生徒の成績を上げるために、手を抜いて指導したりしません。
しかし、それを生徒が受け止めてくれないと、成績が上がることはないのです。
例えば、英語です。
英語の授業では、できるかぎりかみ砕いて指導するようにしています。
どうしてそういう文になるのか。
その構造の成り立ちについてわかりやすく指導するように心がけています。
ただ、それで文の成り立ちを理解したとしても、それを覚えようという気が生徒になければ意味がないのです。
英語だけでなく他の教科も同様ですが、すべての勉強は暗記をしないと意味がありません。
その成り立ちの意味を教えるのは授業でできますが、それを覚えようとしなければ授業は無意味になってしまうのです。
では、どこで暗記をすればいいのか。
それは宿題を全力で取り組むしかありません。
間違ったら青ペンで直すだけでなく、解き直しをする。
わからないことは、もう一度解説ページを見直し、授業の内容を思い出そうとする。
覚えなきゃいけない項目は、暗記する時間を設けて、暗記するために何度も練習をする。
生徒自身が成績を上げようと思うのであれば、これだけの行動をするはずなんです。
そして、その方法については、いつも生徒に話しをしています。
しかし、それを実行に移せるのは、一部の成績上位者だけなんですね。
つまり、成績の良し悪しなど、正しい勉強を実行しているか、実行していないのかの差しかないのです。
成績上位者は考えて行動することに慣れています。
どうしたら成績が上がるのか、常に最良の方法を模索しているのです。
やるかやらないか。
それが成績が上か下かの違いなんです。
勉強しているのに成績が上がらないのだとしたら、やり方の見直しをしないといけませんよ。
それでは、今日はこの辺で。