昨日、とある中3生が授業中に眠そうにしていました。
話を聞いてみると、夜中まで起きていたからというのです。
まさかスマホで遊んでいたからかな?と一瞬思いましたが、その子は最近はそんな行動はしていないことは知っていました。
だから、「なんで?」と聞いてみました。
するとその子は説明をしてくれました。
「昨日は勉強のやる気がどうしても起こらなくて・・・それでも課題を終わらせようとしたら、深夜の2時までかかっちゃったの・・・」
受験生とはいえ、中3生はまだ子どもです。
勉強をやりたくないときだってあるでしょう。
大人だって仕事をしたくないときがあるのですから、そこは仕方のないことです。
それを聞いた私は、
「そりゃ仕方ないよ。勉強したくないときは思い切ってしなければいいんだよ」
「で、次の日に学校から帰ってきたらすぐに勉強すればいいんだよ」
受験勉強を経験した人なら分かると思いますが、どうしても勉強したくないときはあるんです。
そういう時は、無理に勉強するものではありません。
勉強しても気乗りがしないのですから、そんな状態で勉強したって成果だってないんです。
それでも毎日勉強することを目標にしているなら、ちょっとだけ勉強して止めてしまえばいいんだと思います。
ゼロでなければ毎日勉強していることになるのですから、10分でも勉強すればいいんです。
理想は最低限のノルマを設定しておいて、それだけは必ずやりきると決めておきます。
気分が乗ればそれ以上の勉強をすればいいだけですし、気分が乗らなければノルマだけやって終了にしてしまえばいいのです。
ノルマをやっておけば、罪悪感を感じることはないですからね。
ちなみに、最低限のノルマですから、ハードルは低めに設定しておきましょう。
この子のような頑張り屋さんは、周りが気にかける必要があります。
無理してまで勉強しようとしてしまいますので、そういう子は周りがバランスをとってあげないといけないんですね。
そもそも毎日勉強するということが、この子の中でお約束になっているのです。
それだけでもスゴイことだと思います。
まだ9月ですしね・・・追い込みの時期としては早すぎますし。
実はこの子には二人の姉がいて、その二人が受験勉強をしている姿を見ているのです。
だからこそ、どういう心構えで受験に臨まなければいけないのかがわかっているんですよね。
どうしても気乗りしないのなら、その日は思い切って勉強しないのも手です。
ですが、それでも勉強しようとするのが尊いんです。
ちなみに、これは勉強の習慣化ができてくると生まれる悩みですからね。
勉強の習慣化ができていない子はその段階にいけるように頑張りましょうね。
それでは、今日はこの辺で。