国語力があるというのは、国語全般ができるということになります。
読解力はもちろん、漢字やことわざ、国文法までが得意であれば、その子は国語力があるということになります。
ま、読解力さえあれば十分ではあるんですけどね。
読解力がある子というのは、勉強の才能がある子になります。
なぜ、読解力があると勉強の才能があるのか。
それは、自分で勉強することができるからです。
自分で勉強できるというのは、教科書やテキストの説明を読んでわからないといけません。
教科書やテキストで書かれている内容を読んで、理解することができれば、教わる必要はなくなります。
わからなければ調べて解決していく・・・
これこそが勉強の目的であり、それができなければ勉強はできないということになります。
今までの教え子の中でも急激に成績を上げた子の多くが読解力のある子でした。
極端な例を挙げると、読書大好きな生徒がいました。
その子は一回の授業の説明でほとんどを理解し、宿題も間違えが少なく、的確に用語を覚えられる子でした。
塾に入ってわずか2週間後に行われた学校の定期テストで、理科の点数を90点以上にしてきました。
塾に入る前は40点代だった子です。
しかも、その理科の範囲は中学生全体が苦手としているものでした。
その分野で高得点をとってきたのです。
それからもその子はメキメキと力をつけて、最後には志望校を一段上げることに成功しました。
塾に入る前はほとんど勉強していなかったために悲惨な点数をとっていたのですが、塾に入ってちょっと勉強しただけで高得点をとることができたのです。
このように短期間で成績を上げる子というのは、国語力(読解力)がある子が多いです。
問題文が何を問いているかも、すぐに理解しますしね。
私の説明もすぐに理解できてしまうわけです。
一方で読解力がない子は総じて成績が上がらないです。
どれだけ指導しても、どれだけ勉強しても、ある程度までは上がるものの、それ以上にはならないのです。
勉強ができる子にしたいのであれば、ある程度は本を読ませなくてはダメでしょう。
活字がダメなら漫画でも構いません。
とにかく子どもが少しでも興味があるジャンルの本を読ませましょう。
読解力はすべての基礎です。
それを早期に身につけさせることで、成績を上げる土台ができあがりますよ。
それでは、今日はこの辺で。