うちにいるとある高校生、この子はうちの塾に小学生のころから通っている子です。
そんな高校生が先日初めての高校の定期テストを経験してきました。
1ヶ月前くらいから、「いつ定期テストあんの?」やら、
「数学は○○というテキストを一日1ページとか決めて進めて行きなさい」やら、
「そのやり方は時間の無駄だから、こういうやり方の方がいいよ」やら、
アドバイスを送ってきました。
しかし、まぁ、言うことを聞かない・・・
こちとら何人も失敗をしている子たちを見ていたから、そういう失敗をしないようにと思ってアドバイスをしてきたのに・・・
1週間前くらいから、この生徒は「やばい、終わらない・・・」と焦りはじめ、挙げ句の果てには「日曜日、塾開けてほしい!テスト勉強したい!」とお願いしてきました。
まぁ、そんな要求は丁重にお断りしましたけどね笑
そして、テストが終わりテスト結果を見て、かなりショックを受けた様子ですね。
まぁ、仕方がないですね。
これまで人のアドバイスを無視してきたのですから・・・
大体、親子のやりとりもこんな感じじゃないですかね?
親は子のために良かれと思って、指示を出したり説教したりする。
でも、子どもはそれを聞かない・・・で、失敗する・・・笑
でも、これが正解なんです。
人って失敗するまで自分の行為を改めないんですよ。
だから私も途中からこの生徒にはアドバイスはしなくなり、「ま、今回は自分のやり方でやってごらん」と言うようになりました。
失敗するのは、わかっていましたからね。
でも、人に言われてもピンと来ないんですよ。
しかも、近しい存在から言われても素直に言うことが聞けないんです。
小学校のころからの付き合いなので、少々私のことを舐めていたんでしょうね。
そういう存在からの意見に耳を傾けないのは道理なんです。
大事なことは「失敗」を反省することなんです。
自分なりに頑張ったからこそ、失敗に衝撃を受けるんです。
今後はこの失敗を糧に前に進んでいけるでしょうね。
ちなみに、私は今後アドバイスを出さないようにしていきます。
意地悪をしているわけではなく、人の成長には最終的にはアドバイスは不要だからです。
自ら考えて行動できないで、大学受験を成功しようなんて無理な話です。
もちろん、間違った道に行こうとしていたら、注意はしますけどね。
それ以外はこの高校生にはお節介になってしまうので、やらない方がいいのです。
とはいえ、このレベルに達していない子にはアドバイスが必要ですよ。
上記の子はこの段階まで進むことができたので、これ以上の干渉は必要ないんです。
失敗は早めにさせましょう。
そして、大いに反省させましょう。
ですが、もし失敗しても反省をしないようなら、まだまだ親の干渉が足りないんです。
その場合は、できるかぎり親が子に小言を言い続けてくださいね。
子にその言葉が浸透し始めたら、失敗を悔やむようになると思いますから。
それでは、今日はこの辺で。