昨日、とある中3生が自習に来て学校ワークを進めていました。
やっていた教科は社会でした。
定期テスト範囲内の歴史のワークを黙々とやっていました。
私が声をかけると、この子はこんなことを言いました。
「めちゃくちゃ問題が解けるんだけど・・・」
まさかそんなことを言い出すとは思わなかったんで、私も驚いてしまいました。
実はこの生徒、中3生になってからうちの社会と理科を習い始めた生徒でした。
休校で学校の授業が進んでいないときから、コツコツと予習を進めていたので、塾の進度は学校よりも前になっています。
今回の定期テストの範囲はかなり前に教えた内容ではあるのですが、忘れっぽいこの生徒がスラスラ問題が解けると感動していたのです。
実はこれは今までコツコツと勉強してきた成果なんです。
宿題をしっかりとやり、確認テストで覚えた知識を確認してきました。
そのように適切な勉強を続けていれば、このような状態になることは必然なんです。
このように問題がスラスラ解ける状態というのが、勉強が楽しいという状況なんです。
今までは調べながらじゃなきゃ解けなかった問題が、何も見ずに解けるようになるのです。
こんな快感なことはないでしょう。
しかも、まだ最初の一回目ですし、今は定期テスト2週間前なんです。
それでもこのような状態になれるのは、この子の努力の成果なんですよね。
勉強が楽しくなるというのは、なろうとしてなれるものではありません。
日々勉強していると、自然となっているものなんです。
そのきっかけは、解けない問題が解けるようになることなんです。
勉強がつまらないのは、問題が解けないからなんですよね。
そして、勉強が面白くならないのは、全力で勉強していないからなんです。
勉強していたとしても、勉強しているフリをしているなら勉強は楽しくなりません。
ちなみに、順位が上の子たちは勉強が楽しい状態なんです。
だから黙ってても勉強をするんです。
だって楽しいことなんですから、積極的に行動するでしょう?
我が子に勉強が楽しくなってもらいたいと思うのなら、ひたすら勉強させて良い順位をとることです。
自分がまわりよりも優秀だと思うことも、勉強が楽しくなるきっかけと言えるでしょう。
実際に勉強が大嫌いな子でも、テストの順位は10位以内にいるものだから、その順位に居続けるために勉強を続けている子がいます。
その子にとって、順位を維持するのがモチベーションになっているんです。
とはいえ、その子は勉強が楽しいという感覚にはなっていませんけどね。
嫌々でも勉強を続けているって感じなんです。
ま、この子の場合、保護者の方が優秀なんですけどね。
勉強が楽しいと思ってくれたら最高ですね。
ただ、子どもはコロコロと心変わりするので油断はできませんけどね。
まずは、勉強させることです。
定期テストまで時間はありませんよ。
頑張りましょう。
それでは、今日はこの辺で。