以前の私は10位以内をめざそう!!と生徒に言っていました。
でも、それは間違いでしたね。
一学年が70人の中学校と、140人の中学校では同じ10位以内でも価値が違います。
昔はそれなりに人数がいたので、10位以内を目指すのは同じような価値ではあったんですが、今は少子化で中学校ごとに生徒人数が違いますしね。
上位10%以内というのは、一学年の総数によって目指すべき順位が変わってきます。
一学年70名なら7位以内、140名なら14位以内が上位10%以内ですね。
上位10%というのは、10人中の一位になっているということですね。
その順位に入れれば、選ばれた人という感じがしますね。
上位50%以内つまり半分以内の子たちはそれなりに勉強している子ですね。
テスト前だけは勉強しているか、塾に通っている子という感じでしょうか。
でも、勉強の習慣が身についている子とはいえないですね。
上位30%以内の子は、勉強の習慣は身についている子が多いですね。
家庭学習をしっかりとやって、塾にも通っている子です。
素直な子が多い層なのかもしれませんね。
上位10%以内に入るにはもっと尖らないと無理です。
人一倍努力するとか、難問にチャレンジし続けるとか、勉強の仕方を工夫しているとか・・・
それか小学生の低学年のころからしっかりと勉強を続けてきたか・・・とか。
そういった普通の子にはない尖ったものがないと、その域にはいけませんね。
人と同じことをしていては、その域に到達できないのです。
ちなみに、この層にいる子の中には塾に通っていない子も存在します。
通信教育はやっているかもしれませんが、基本的に家でしっかりと勉強することで上位10%以内に入ってしまっているのです。
これは親の管理力がものをいいますね。
親の管理能力が高い人は、子どもも飛び抜けた成績をとることがあるのです。
とはいえ、あまり教育熱心だと弊害がある場合も多いですけどね。
これは高校でも同じです。
高校なら一学年がそれなりに多いですから、一学年が300名付近なら、30位以内を目指すのがいいと思います。
その域に入っておけば、その高校の恩恵はほぼ受けきることができるでしょうね。
この恩恵というのは、高校の格によって変わります。
偏差値上位の高校なら、上位10%にいることで、有名大学に進学することが可能になります。
それも1年生からずっとその域に居続けることができれば、現役での有名大学合格も見えてきます。
これは一般的に組織であればどこでも通用する考え方といえます。
どんな組織にいたとしても上位10%は魅力的な域なのです。
どうせ目指すなら、その域まで行ってほしいですね。
ちなみに、そこまで高望みをしないのであれば、上位30%を目指すことをオススメします。
一般的に比較的優秀な層がそのあたりですので。
せっかく頑張っているなら、「優秀」と評価されたいじゃないですか。
中学生の定期テストまで約一ヶ月ですよ。
早めに準備することが大きなアドバンテージになりますので、フライングしてでもテスト勉強を開始しましょうね。
それでは、今日はこの辺で。